私は学生時代から20代後半まで身長161センチ、体重63キロ、で固定していた。
決してスタイルが良い、訳では無いが若くハリのある状態だったので、さほど「デブだね〜」と言う感じではなかった。
実家を出奔してからはそれなりに苦労したので、その頃56キロくらい。
その後、子供1人産む毎に10キロ体重が増え⋯⋯今に至る⋯⋯。
若い頃からファッションにはあまり興味があるタイプではなく、気に入ったものを着る、と言うスタンス。
ただ、靴はピンヒールのパンプスが好きでいつも8センチ以上はあるハイヒールを履いていた。
さて、還暦をとうに過ぎたBBAになった今⋯⋯。
お洋服は15号オーバーにもなると選択肢はほとんど、無い!
ネットオーダーで見て気に入ったものがあれば少し大きめのサイズで購入。
届いてみたら「イメージと違う!」「さすがに大きすぎる!」ということ、多々。
靴はローヒール一択。
5センチでもヒールがあると土踏まずがいたくなり、もう歩けない。
髪は白髪が多いのに放置。
透析の都合でショートだけは維持している。
そんな見た目をあまり気にしないBBAなのだけれど、最近、歳若い推しができ、その推し活なんぞをする様になってたいへん、見た目をきにするようになった。
安物ではあるけれど、今のトレンドのデザインの、体型をカバー出来る服。
ローヒールではあるけれど、かわいいデザインの靴。
白髪になるままに放置していた髪は、ちゃんと染めるようになった。
そして、体調不良でヨロヨロ歩くことが多いのだけれど、それがクセになると困る!と思い、せめて姿勢だけは良くしよう、としゃん!と歩くように心がけている。
「推し」は決して「恋」ではないけれど(ましてや、自分の長子と2歳しか違わないのだから)、こう言う気持ち、って大切なんだろうな⋯⋯と、思う。
透析患者となり、もう歳も歳だし、このまま老いて行くのだ、と思っていたけれどこう言う感情って大事なんだろうなぁ、と。
そういう場に行くことにより、小綺麗にしよう、と言う気持ちになる。
おのずと見た目年齢は少し若返る。
女性が「恋をすると綺麗になる」と言うのはこう言うことなんだろうな⋯⋯。