[上気道抵抗症候群と夜尿症(おねしょ)との関係]
<上気道抵抗症候群とは>
「上気道抵抗症候群」は、無呼吸・低呼吸は軽いものの気道狭窄のために
「努力呼吸」が必要となり睡眠が障害される病気です。
睡眠中呼吸停止はあまり起りませんがが、上気道が非常に狭窄していて空気の
通りが悪いために「努力呼吸」を行わねばならない状態です。
眠っていながら体力を消耗し疲労してしまう状態です。
「上気道抵抗症侯群」には自覚症状がなく、また家族も気がつきにくい病気
です。
一般的には、「睡眠時無呼吸症候群」の予備軍のような扱いです。
子どもの場合、睡眠時無呼吸でも日中の眠気を訴えることが少ないですが、
上気道抵抗症侯群も日中の眠気を訴えることがあまりありません。
<心房性ナトリウム利尿ペプチド>
「心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)」は心房で生産・分泌される
ホルモン様物質です。
心房が伸展すると、血管拡張させ、尿をつくることによって循環血液量を
減らすことによって血圧を下げるために、分泌されます。
<低酸素状態と右心の伸展>
「上気道抵抗症侯群」や「睡眠時無呼吸症候群」により血液中の酸素濃度が
低下すると、心臓の静脈血が増大して、右心を伸展し、「心房性ナトリウム
利尿ペプチド」が分泌されます。
<上気道抵抗症候群と夜尿症との関係>
夜尿症は「高発症率遺伝関連性児童疾患」とされ、遺伝的素因が強いと考え
られています。
私の周囲にも、
・大学の同級生(同業者)は中学までおねしょをしていたが、
母親に1度も怒られたり嫌な顔をされたことがなかった。
理由を聞いたら、母親も中学までおねしょをしていた。
・小学校の入学式におむつをして行った子どもの母親も
自分の小学校の入学式におむつをして行っていた。
などのエピソードが少なくありません。
しかし、家族発症ではなくて遺伝的素因が無さそうなケースでは、「上気道
抵抗症候群」や「睡眠時無呼吸症候群」を疑ってみてはいかがでしょうか。
(横山歯科医院)
--------------------------------------------------
診療項目別サイト「yokoyama-dental.info」
症状別サイト「yokoyama-dental.jp」
--------------------------------------------------