今宵は君とふたりきりで
もう学校があるというのに現像したネガをプリントしてなかったので久しぶりに徹夜暗室へ。
しかしやる気のある研究生が先に予約しているという。
初対面の人と話すのは非常に苦手なわたくし。
しかしもう時間もないので渋々一緒に入ることにした。あとから予約したくせに。
あとから予約入れたことやし先輩やし現像液とか用意は自分のものを使ってもらおう。
少し早めに行こう。
と思ったんですが。
あうち。さらに早く来てすでに用意してやがる。
さてどうしたものか。
「いっすよそんなん気にせんといてください。」
なんか体育会系の若者。
気さくな人でよかった。
だいたい用意ができたのが11時過ぎ。
「じゃあ電気消すっすよ。」
「はいはい。どうぞ。」
ふたりとも作業に没頭。
暗闇の中で見知らぬ二人がもくもくとプリント。
もくもくと1時間経過。
会話はなく。
さらに3時間経過。
会話はなく。
―― そしてA.M 8時前。
me「何時くらいまでプリントするの?」
「あ 僕は9時くらいまでで。」
me「あ そうなんや。」
約8時間の空白の後の会話。
そしてここから9時までまた無言――。
なにも用意できんかったし後片付けはしまっせといって先に帰ってもらったけどつかれますた。
なんかこう…いろいろ話しかけたほうがよいんじゃないかとか作業中に話しかけられたらうざいやろかとか自問自答を繰り返したけどついに8時間会話なしの偉業を達成してしまった。
相手がハニーみたいなタイプやったら楽やったんやけどなー。
そんな男はあんまおらんかな。