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最後のCAPTAINNEMO観劇。
感極まって、涙こらえるのが必死。

ロシアの植民地であったポーランドを
背景にした?プロローグ
アンディー(だったか😅)は、
祖国、家族を奪われどんな気持ちだったのか
あのダンスに秘めた想いを
考えるだけで泣けた。

そして、温かな島の家族との絆のナンバーでは
歌詞とみんなの表情を見ては、また泣く。

ネモ船長の島民への優しい眼差しが
家族として包み込み、
確かな愛で守っているのが伝わる
そして、島民もネモ船長を慕い、愛している。

レティシアとネモ船長の場面で
ネモ船長に心を説かれていくレティシア
肩肘張って生きて、
幸せな人見ては、笑顔でいるけど、
本当は、素直に喜べない。偽善者かと。
そのまま自分と重なった・・・。

調べてみた。
妬み(ねたみ)は、相手がもっているものに対して、相手への憎しみや怒りなどの感情を持つこと。
嫉み(そねみ)は、相手と比較して自分は持っていないことに対して、自分に向ける感情を持つこと。

少し話が飛ぶが
年初めにマイナスな気持ちになっていたことを思い出した。
嫉妬。自分の理想としているところ
結婚して子供が生まれて・・・
羨ましかった。でも、素直に喜べなかった。

決して相手に向けた感情ではないと。
そうでありたいけど、そうはならないという自分に向けた感情なんだと。そねみなんだと。
すっと、気持ちが楽になった。

妬みも嫉みも素直な感情。
羨ましいと思うこともねたましいと思うことも。
皆、話をただ聴いてもらいたい。
辛いことも聴いてもらうことで、消えていく。
ネモ船長の言葉に涙がまたまた溢れた。
私も紐を解いてもらえた気がした。

そして、マトカの家族は皆、弱い人たち
弱いからこそ強くなろうとする
支え合おうとする。
無理しなくていいんだと。
周りの人に支えてもらって、強くなろうとする。
1人でいると強いと錯覚するが実は弱い人間
弱いからこそ、支えてもらっている
人を頼っている。


一度めの観劇は、原作が頭から離れなかったけど
もう、原作なんてどこかに行ってしまった。

ネモ船長とマトカの島の家族、
そして、マトカ島に新しく加わった家族が
このカンパニー、専科含む雪組さんに
リンクして
雪組の温かさ、宝塚の温かさに
酔いしれてしまった。

たくさんのメッセージを与えてくれた作品
こんなにも心が動くものとは、
思ってもみなかった。

ネモ船長、ありがとう。

冷静になって、
ネモ船長、かっこよかった。
ただただ素敵でした。