今日、娘とスーパーに買い物に行った。

愛想がいい娘は、お客のおばちゃん、魚屋のおじちゃん、レジのお姉ちゃん、あらゆる人に笑顔で手を振る。


今日は、いつもは見かけないおじいちゃんに出会った。

お嬢ちゃん、ママに抱っこしてもらっていいね~
と近寄ってみえて、娘に握手を求められた。

おじちゃんと握手、握手でこんにちは、だよ。と娘に言うと、恥ずかしそうに握手した。

さようならのバイバイもして、おじいちゃんはとても喜んでくれた。


今の世の中、物騒なことが多すぎて、知らない他人に我が子を触られることに嫌悪感を抱く母親も少なくない。

私も母親として、我が子を守りたい気持ちはもちろんあるが、好意や愛情には敏感な子でいて欲しい。

挨拶と笑顔は自然にできる子に成長して欲しい と日々思っている。


そのおじいちゃんは、レジを済ませて帰ろうとしている私たちを呼び止めて、


お嬢ちゃん、さっきはありがとな~握手のお礼!

とレジを通してすぐの赤ちゃん用お菓子を渡してくれた。


娘のためにわざわざ買ってくださったお菓子。ありがたく頂いた。

レジのお姉さんも、他のお客さんも、よかったね~と笑いかけてくれた。

母親として、とても嬉しかった。


私は今日の出来事をこの先もきっと忘れない。
娘には、優しい気持ちを忘れないまま成長してほしいと願う。