“採用基準”について最近考えを改めたこと | 1日18時間会社創りに没頭する36歳経営者の日記

昨日今日と、


立て続けに中途採用でゴーサインを出した。


こんなことは本当に珍しい。



残念なことがあった直後だけに嬉しいし、


やっぱり禍福は糾える縄のようニコニコ




そんな2度の面接の大半の時間を割いて、


何度も確認したことがある。



それは、


『空気を読まずに、図々しく、出来ないことも棚上げして、


主体性を発揮し続けられる方かどうか』


ということ。




面接では、


「とにかくもっと鋭角にスキルを磨きたいので、


お互いにどんどん指摘し合える御社のような・・・」


や、


「制度創りや組織風土を創る側になりたいので、


社員さんの発案でこれだけの制度が生み出されていく点に共感し、


僕自身も積極的に・・・」


と、


「おっ!なかなか頼もしいこと言ってくれちゃうね~」的な方も、


実際に組織の中に納まると途端に大人しくなってしまう。。。


これはいかん。



組織には人を“普通”にしてしまう魔の引力があるようだ。



当然といえば当然なのだけれど、


10人しかいない野球部にいたら活発に意見をするA君も、


同じスキルのまま100人の野球部に転部したらきっと、


1000人の野球部であればなおさら、


発言量や課題に気付く量は減ってしまう。


みたいな話と同じで、


規模が大きくなってくると蟻地獄が大きくなっていくかのように、


みんなドンドン引きずり込まれていく。。





僕は今の今まで、


採用基準というものはずっと変わらないと思っていた。


ただそれは間違っていたことに気付いた。



採用基準は上げ続けなければいけなかった。



組織が拡大した分だけその引力が強くなる訳だから、


面談時の合格ラインをどんどん高くしていかなければ、


引き算された後の数値が期待を下回るケースを生む。





「〇〇さんの頑張るエネルギーの源泉は何ですか?」


「苦しい時、それを乗り越える源は何ですか?」


「1度しかない人生、どうありたいと思っていますか?」


「ズバリ、空気読むほうですか?図々しい方ですか?」


「ご自身の漲る力が表現されたNo.1のエピソードを教えてください」


「成果が出ない同期同僚に対して、どう接してきましたか?」


・・・などなど、


徹底的に、


『エネルギー量』や『生きることにどれくらい真剣か』、


『欲の強さ』について様々な角度から確認をする。




「本当に引きずられない自信ありますか」


なんて偉そうに求めながら、


「この方も絶対に引きづられる。


引きずられても大丈夫な方か?


空気なんて読まずに、主体性を発揮し続けてくださるか?」


と心の中で何度も確認をして、


それでも!と思えば採用する。




これから弊社を受けて頂く中途の候補者の方や、


新卒の学生さんには偉そうで申し訳ないけれど、


経営を続けていく以上、


主体性のない人材の比率は常に改善していかなければならない。




大事なことなのでもう一度。



主体性溢れるメンバーで構成された組織を創造しようと思えば、


採用基準は上げ続けなければならない。




空気を読まずに図々しく主張し、


その自ら主張したというプレッシャーを乗りこなせる人、


是非、一緒に最高の組織を創造しましょう。