(主にネット)事業の立上げで失敗する理由あるある | 1日18時間会社創りに没頭する36歳経営者の日記

今Qから2つの新サービスに関与しており、


昨日、その内の1つについて、


ネット業界のA先輩にアドバイスを頂きに上がった。



これまでの10年で150件の事業案を精査し、


実際に10を超える事業の立上げをされてこられたA先輩の言葉は、


どれもグサッと来るものばかり。



忘れないうちにメモメモ。





【(主にネット)事業の立上げで失敗する理由あるある】



①自分たちの身の回りで起こっている現象が、


まるでマスで起こっている現象だと勘違いするケースが多いが、


多くの“そう思わないように思わないようにしている”、


自称「オレはそうならないぜ」ベンチャー経営者が、


結局やっぱり勘違いしまくりで、


狙い通りののニーズを捉えてないパターン。



→耳が痛いっす。





②自分たち的には、


色々機能を織り込んだり削ったりして、


めちゃくちゃ“尖らせている!やばいでしょこれ!”


と、思い込んでいるが、


全然差別化にも何にもなってないお寒いパターン。



→めちゃくちゃ耳が痛いっす。





③ユーザーのどんな課題に対するソリューションなのかを突き詰め、


それに対する機能をモリモリ盛り込み、


実際にユーザーインタビューを重ねてみたら、


実は、


ユーザーがその課題を感じていないという


そもそも論パターン。



→耳が痛すぎで取れそう。





④企画が秀逸そうに見えて、


実は料金形態が若干違うだけでその原資は同じだから、


誰でも真似ができて、


最後は体力勝負か執念の勝負になるパターン。



→なるほどです。





⑤大手が有料のサービスを一気に完全無料化して、


他の手法でマネタイズしたら、


業界がひっくり替えるくらいのイノベーションになるのではないかと


大盛り上がりするものの、


実際、全然そんなに甘くないパターン。



→見たことあるね。





⑥最近上場した企業のモデルを「あれはすごい成功モデル!」と定義し、


そのビジネスモデルのひとひねり系の事業モデルを考案するも、


冷静に数値化すると、


その“成功”ベンチャーは、


業界の超トップ企業の部門売上の、


1%とか2%程度の売上しかシェアを奪っていなかったというオチパターン。



→反省します。





⑦同じくその“成功”と定義した企業の認知度が、


「もう世の中の誰もが知っているモデル」と手放しに礼賛し、


現実はそのマーケットのターゲット層でさえも、


実は全然認知しておらず、


資金力のない零細企業が「もしかしてオレたちも」とのこのこと参入するパターン。



→猛省。





⑧差別化しようと躍起になり、


どんどん尖らせていき、


その結果プランの精度も上がり、


サービスとして収益化しやすくなりテンションも最高潮になるものの、


結果得られるグロスの収益が全然ワクワクしないパターン。



→あるある。





最後に、




⑨撤退基準を明確に定めずに、


想い先行で毎日毎日熱中没頭し続け、


「あれ、思ってたのと何か違う」って気付くのに、


そこから、


愛着とか、これまでに幾ら掛けたからとか、


もう少しで・・・とか、事業責任者の○○のモチベーションがとか、


ズルズルと赤字を垂れ流して結局意味なかったね~パターン。



といったところ。





いやはや勉強になりまくりで鼻血でそう。



誰かティッシュください。