今、見終わったので感想を。





このオムニバス形式な進め方が好きです。


見ていて、めめがいつかのインスタライブで言っていた「ひとつの物事を、多方から見ていく、知っていくことが大事」と話したことを思い出しました。


私たちが普段目にしているのは、あくまでひとつの側面でしかなくて、違う方向から見たら違う捉え方があるかもしれない。


また同じものを違う人が見たら、異なった感じ方をするかもしれない。


この役をめめにと言ってくれた理由がわかった気がしました。


そんなことを思って7話を見ました。


ただ物語を映像として進めるのではなく、一人ひとりの役が、個性がそのまま大事にされているというか、いい作り方ですよね。






今回は水季と津野くんでしたね。


ずっとなぜ水季は夏のことを海ちゃんに伝えたんだろうと思っていたのですが、一言二言で理解できるようなことじゃないんだろうな。


海が生まれて、自分の生命がもう残りわずかと知って、父親の存在を知らないまま、海に生きてほしくなかったのかもしれない。


津野くんは、水季も言ってたけれど都合よくそばにいてくれた人だったんですね。


側から見れば、家族のように見える関係だったけれど、水季の言動を見てると決して心を開いていたわけではなくて。


水季は海を産むと決めた時から、海が一番であり、必ずその背景に夏の存在を想っていたと思います。


夏のことを想って別れたなら、尚更。


津野くんには酷だけれど、海ちゃんのためにそばにいて欲しかったんだろうな。


津野くん役の池松壮亮さん、演技上手ですよね。

水季が亡くなった時の電話を取った時の演技に感動しました。


大事な誰かに、もう二度と会えない、この世からいなくなってしまったと感じた瞬間、しかも、それが病であることを知ってて、いつかその日が来ると覚悟してる時。


ああなるよなぁって思いながら見ちゃいました。

(経験あります....)


重要なシーンだからこそ、演技が要になってきますよね。


そんな津野くんに対しての、朱音さん....

辛辣すぎないですか?


いや、朱音さんも辛くて他人を思いやれる状態じゃなかったのかもしれない。


1人で向き合いたかったのかもしれないですね。


そして、いちばん近くで支えてくれたけれど、家族ではないこと、が強調された場面だったと思います。



あとはゆき子さんが弥生さんを想って会話するシーン。

この先辛くなることもあるかもしれないけれど...

それを決めるのは弥生さんだし、それを覚悟することも大事だと思います。


自分には夏がいたけれど、弥生さんはそうじゃないから。辛くなると思う。


って決めつけるのはどうなのかな?なんてそんなふうに感じました。


最後の津野くんは...言わずもがなですが(笑)

あんなふうに言葉投げられたら、反発したくなるよなぁ。


まぁ、不器用なんでしょうね。


8話も楽しみです!