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Naoto's Blog  ~法廷の合間に~

岡山の弁護士のブログです。
法廷の合間に考えたこと気付いたことを不定期につづっていきます。

山田俊一著『夫婦財産契約の理論と実務』(ぎょうせい、平成24年)を購入しました。


余り知られていませんが、民法上、夫婦財産契約という制度があり、登記することで効力が発生します。しかし、実際に利用されることは極めてまれであり、私自身も実務で出会ったことはありません。


この書籍は、そんなマイナーな(?)分野の理論と実務を詳細に検討しています。


著者は、我が国の夫婦財産契約の沿革、学説史、利用例を渉猟し、比較法的な検討にも及んでいます。さらに、これらを踏まえた上で、夫婦財産契約のモデル契約書まで掲載されています。「理論と実務」の名に恥じない充実した内容といってよいでしょう。


何よりも驚きなのは、著者が税理士さんだということ。税理士さんの著書でここまで法的にしっかり検討されたものにお目にかかったのは初めてです。


正直言ってこの本を利用する機会は少ないかもしれません。でも、クオリティは非常に高いです。こういう良い本に出会うと、うれしくなりますね。


どちらかというと私は理系アタマだと思います。


高校までで一番好きな科目は数学、逆に一番嫌いな科目は社会。


何でこんな因果な商売を選んだんでしょうかね…。(+_+)


ま、それはさておき、今でも科学的なこと、特に宇宙論については興味を持っています。


で、タイトルに惹かれて手に取ったのが、松原隆彦『宇宙に外側はあるか』(光文社新書、平成24年)。


これまで、物理学は「何故」という問いの追求で発展してきました。しかし、現代の観測技術の発達とあいまって発展した最新の宇宙論は、さながらオカルトのようです。エクピロティック宇宙論、マルチバースなどなど…


基本的にニュートン物理学で止まっている素人の悲しさ、全く理解の範ちゅうを超えています。


何だか自分のシゴトがちっぽけなことのように思えてきますね…。


少年易老學難成
一寸光陰不可輕
未覺池塘春草夢
階前梧葉已秋聲


私が小学生の頃、祖父が紙に大書して学習机の上に貼ってくれた漢詩です。


朱熹の七言絶句「偶成」(最近の研究では異説もあるそうですが)。


当時は全く意に介していなかったのですが、今、ひしと実感します。


20代、30代は文字どおり「あっ」という間でした。一体どれほどの学が成せたのか。心もとない限りです。



あと何日かで「不惑」。


ちょっと信じられない思いです。