父の趣味は登山です。

先日、下山中に滑ってしまい、

手は着いたらしいのですが、

岩肌で側頭部を打って、

血だらけで帰ってきました。


心配して自分のリュックから

絆創膏を出してくる9歳の末孫とは対照的に、

「こんなの大したことないぞ」と強がる父と、

「年取ったわねぇ~」と茶々を入れる母、

「こんな時こそ三七人参だ!」

と漢方の実験台にしようとする薄情な息子が、

一つ屋根の下で暮らしています。

その5日後が、そんな父の誕生日でした。

 

家族のだれもが(母まで)

忘れてしまっていたのに、

近くの父の友人が

ケーキを持ってきてくれたので、

みんなで久しぶりにハッピーバースディ!の歌を歌いました。

小学生がいると、自然と歌が出ます。

 

すぐに楽しい空気を作っちゃう

子供達の力ってすごいですね。


ただし

みんな飢えてますので、

平和的な歌が終わったとたん、

あっちがおっきいとか、

イチゴが乗ってないとか、

和やかムードが一転して修羅場と化しました。


子供たちが大きくなって、

巣立って行ったらどうなるんでしょうか…

 

きっと静かな毎日でしょう。

私が27歳で実家に帰ってくるまでは

両親二人暮らしだったので、

帰郷したその日はとても喜ばれた記憶があります。

 

その夜はエビフライでしたね~。

 

それまでの両親の感覚からすると

ごちそうだったのでしょうが、

私の目からは、とてもとても小さな1尾でした。

足りなかったので母のも貰いました。


自分の家族をもって

初めて気づく親の恩と言いますが、

その後に結婚の縁を頂いて、

おかげさまで家族が増えたものの、

気付いたようで気付いていないのが

本当のところのようです。

ちなみに、

おかげさまで父の傷はみるみる回復し、

「やっぱり漢方の効き目はすごいね~」

という薄情な息子と、

「いや俺の自然治癒力がスゴイ」

言わんばかりの父の不敵な笑みと、

「年なんだから気を付けないとね」

という母の茶々が入り混じり、

一つ屋根の下で暮らしています。

 

漢方の宮崎薬局

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