ついつい遺言書を「イゴンショ」と読むのはやはり法律家らしく見せたいだけなのかも知れず、出来るだけ「ユイゴンショ」と呼ぶようにしてます。


相続人が1人なら揉める事もないかと思いますが、相続人が複数であれば多かれ少なかれ分け方で揉める可能性があり。遺言書があれば取り敢えず揉めずに手続きは進められますが、相続人じゃない人に遺贈する場合は、遺留分が問題になったりと、まぁまぁ面倒なことには変わりなく。遺言書があったとしても、手続きは専門家に任せた方が楽だとは思います。


今日のケースは相続人は兄弟姉妹で、遺言書があって、1人に遺贈する内容。ただ、兄弟姉妹には遺留分がないので、遺言書通りに手続きが出来る。こういう分かってる人の遺言書って有り難いですよね。


逆に自筆遺言書は、要件を満たさなかったり、要件を満たしてても遺言者に書かれてない財産は結局協議書を作らなければならないので、二度手間というしかなく。そこを上手くやるのが専門家というところで。日々、いろんなケースにぶち当たって、突破しながら経験値を上げているところ。雇われ行政書士は給料は安いですが、チームで仕事が出来るので、気楽に相談に乗れるのがメリットかと。来月で転職して1年。まだまだヒヨッコです。