結婚しない人が増えている昨今、またおかしな判決が出て話題になってる模様。地裁かと思ったら高裁だった。いや、世も末ですな。


【判決要旨全文】札幌高裁が「違憲」と判断した理由は?(結婚の平等裁判)

判決全文を読んで、まず、訴えは棄却されてるんですね。そこは間違わなかったんで一安心。ただ、判決文の中で、

「性的指向及び同性間の婚姻の自由は、憲法上保障される人格権の一内容を構成し得る重要な法的利益として、憲法第24条における立法裁量の検討に当たって考慮すべき事項」

とさらっと書いてありますが、性的指向は人格権の一内容というのは自明でも、同性間の婚姻までも何の根拠もなく含めるのは乱暴だと思います。


さらには次の項で、

「憲法第24条は人と人との間の自由な結びつきとしての婚姻をも定める趣旨を含めるもの」

と書いてあり、憲法24条の「両性の合意」を裁判官の解釈だけで無かったことにしており、第96条に規定されている憲法改正の高いハードルをも無視しようとする暴論と言わざるを得ません。


また、後半、同性婚を認めている国は多いとか、調査で国民の過半数が容認しているとか、根拠無しに述べているところからすると、法的解釈というより個人のお気持ち的な判決だとすれば納得がいきます。マスコミが挙って違憲判決と騒いですが、判決として国の責任は認めていません。気になるのはこれが積み重なって立法措置をされた場合で、そうなると相続の手続きにも影響が出てきそうです。男女共同参画で稼げなくなった運動家たちがLGBTになだれ込んでるだけだと思ってますが、当事者よりもその周辺にいる人たちこそが退廃的だなと思ったりします。