15日にJ1第29節が行われ、3位の名古屋が首位・G大阪を4-1と圧倒し、連覇に向けて望みをつなぐ貴重な勝ち点3を手にした。 この試合に負ければ、G大阪との勝ち点差が7となってしまい、優勝争いから脱落するする可能性のあった名古屋は、前半を1-1で折り返すと、後半に怒涛の攻撃を見せる。49分、「狙っていた」という藤本淳吾がCKを直接ゴールに叩き込み勝ち越しに成功すると、68分には敵陣でボールを奪った中村直志が、この日2点目となる強烈なミドルシュートを突き刺す。84分には藤本がダメ押しの4点目を奪い、G大阪を圧倒した。 試合後、ドラカン・ストイコビッチ監督は、「我々の戦術はパーフェクトだった。ファイティングスピリットを持って走り勝った」と勝利を称賛。2得点の藤本も、「ここで負けたら優勝はないと思っていた。チーム一丸となって戦うことができた」と手応えを口にした。 リーグ戦は残り5試合。まだまだ優勝争いは混迷を極めそうだ。▼試合後コメントドラカン・ストイコビッチ監督「負けていたら勝ち点7差になっていたので、この勝利は素晴らしい。我々の戦術はパーフェクトだった。ガンバの中盤にスペースを与えないようにケアできたし、小川(佳純)と藤本のポジションを途中で入れ替えたのがよかった。終盤に守備固めで千代反田(充)を入れたら、ガンバは何もできなくなった。首位を走るガンバのほうがプレッシャーを感じていたのではないか。我々は勝つだけだった。これからも勝ち続けていかなければならない。(2得点の中村直志について)中村はガンバ戦のスペシャリスト(昨季の第20節G大阪戦でも先制ゴール)。生まれつきのファイターだ」中村直志「気持ちを前面に出せて、良い流れで試合を運べた。(1点目は)玉田(圭司)が良いボールを出してくれた。(2点目は)ボールを奪った瞬間から狙っていた。コースも狙い通りだった。大事な試合だったが、それでも34分の1の試合だとも思っている。勝ち点差は考えず1試合1試合、残り全部勝つつもりで戦えば結果はついてくる」藤本淳吾「(1点目は)ニアが空いていたし、狙えば入るかなと思った。増川(隆洋)さんニアにいたので、こぼれても決めてくれるだろうと思って蹴った。(2点目は)玉さん(玉田)が自分に出してくれた。ジョシュア(ケネディ)、永井(謙佑)とみんながつないでゴールを決められた。ここで負けたら優勝はないと思っていた。チーム一丸となって戦うことができた」西野朗監督「上位対決で注目を浴びていたし、首位らしいゲーム運びをしたかったが、プラン通りに行かなくて残念。ポゼッションをしながら攻撃したかったが、1失点目でバランスを崩してしまった。もう少し拮抗した試合ができればバランスを崩すこともなかったのだが。 ヤット(遠藤保仁)の出来は良くなかった。ボールのさばきは良かったが、そこから前へ飛び出していくことができていなかった。とにかく、今は(チームが)回復することが必要」