- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- サスペクト・ゼロ
「サスペクト・ゼロ」をWOWOWで観ました。監督はE・エリアス・マーヒッジです。タイトルは容疑者ゼロ=犯行パターンを持たないので、誰にも気付かれずに犯行を繰り返す犯人という意味だそうです。はじめは異常な犯罪者の出てくるよくある映画かと思いましたが、途中から意外な展開になりました。ああいう秘密組織は実際にありそうですね。ちなみにこの映画では元FBI捜査官や専門化が撮影をサポートしたそうですよ。最初から最後まで緊迫感のある作品です。暗めの映像からは、異常犯罪が珍しくもなくなってしまったアメリカの疲弊した空気が伝わってきます。ストーリー、映像、音楽、全て良かったです。さらに役者さんもいい演技を見せてくれました。
この映画にはトリニティーことキャリー=アン・モスが主人公トムの別れた恋人役で出演しています。FBI捜査官役がクールで硬質な美しさのキャリーによく合います。さりげなく生活感やトムとの過去を感じさせるあたりが上手い。銃をかまえる姿、やっぱりカッコイイですね。
ロック司令官ことハリー・J・レニックスはトムが左遷させられたアルバカーキでの上司役。MATRIXの時と違って肩から力の抜けた良い演技でしたよ。しっかりと役を掴んで演じられる役者さんですね。
主役はアーロン・エッカート。鋭い眼差しの役者さんです。どんな役でもサラリtこなすタイプです。「THE MATRIX RELOADED」と同じ時期に日本で上映された「ザ・コア」の主演でしたよね。リロ観に行った映画館、リロばかり行列出来てて、「ザ・コア」には並んでいる人ゼロだったんですよ。でもあれもなかなか良い映画ですよね。「ペイチェック」の悪役ぶりはエージェント役を演じて欲しい気分になるものがありました。
オライアン役にベン・キングズレー。迫力あります。被害者と同調してしまうオライアンの苦しみをよく伝えていました。
犯罪の犠牲者とその家族の悲しみ、苦しみ、そしてそんな事おかまいなしに欲望を押し付ける犯罪者達の異常性について考えさせられる映画です。