アニメ「葬送のフリーレン」第27話より。


一級魔法使い選抜試験の最終試験が、エルフであり大魔法使いのゼーリエによる面接となったエピソードです。


1人目の面接者となったカンネは、いきなり「不合格」と言われます。


その理由を質問した時の、ゼーリエのセリフです。



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今もお前は私の魔力に恐怖を感じている

自分の身の丈がよくわかっているんだ


一級魔法使いになった

自分の姿がイメージ出来ないだろ


魔法の世界ではイメージ出来ないものは実現できない



魔法を使いこなすためにはイマジネーションが重要であること諭しています。





イマジネーション=想像力というのは、魔法でなくとも私たちが生きているこの社会においては同じことが言えます。



課長になった自分、部長になった自分ー


それぞれのポジションに応じた役割と責任が伴いますが、自分のポジションより一つ上の視点で客観的に自己評価をしながら取り組むことで、成長速度や成果に違いが生じます。


いくつものパターンを、より具体的にイメージできる人ほど、熟練度の高い実力者と言えます。


私は会社員なので、会社組織や仕事に当てはめて考えがちですが、イメージ=想像力というのはどんな場面でも必要です。


想像力は大きく2つに分けることが出来そうです。


・絵を描く
・作曲をする
・小説を書く
・写真を撮る
・動画を編集する

など


これらの想像力は、ゼロから何か生み出す性質のもので、アート寄りな印象があります。

「想像」ではなく「創造=Creation」のほうが相応しいかもしれません。



・プレゼン資料を作る
・リスクに備える
・献立を考える
・服を買う
・部屋の模様替えをする

・相手の立場になって考える

など


これらに必要な想像力は、すでにある知識や経験を駆使する性質のものと言えるでしょう。


ゼーリエのセリフからは、どちらかと言うと後者の想像力を試している(評価している)ように思います。