アニメを選ぶ基準


私はアニメが大好きですが、アニメならなんでもいいというわけではありません。


好きなジャンルは何かと聞かれたら、答えにくいのですが、あえて答えるなら非現実的な作品です。


逆に、現実的な作品にはあまり興味がありません。




非現実的な作品とは


あくまで個人的に好みですが、アニメか実写かに関わらず、エンターテインメントとして楽しむなら、非現実的な作品のほうが面白いと思っています。


非現実的な要素が強いほど、エンターテインメント性を感じるのです。



ガンダムや攻殻機動隊、PSYCHO-PASSは当初からのお気に入りのアニメです。


最近の人気作なら、鬼滅の刃呪術廻戦進撃の巨

、などは、ストーリーの面白さだけでなく、とんでもないクオリティの作画と演出、声優の迫力に圧倒され、漫画とは異なる魅力があります。




非現実の度合いにもよりますが、そのような作品は実写映像化しにくいはずです。


例えば、呪術廻戦の渋谷事変における数々の戦闘シーンは、到底、実写映像による再現は不可能に近いでしょう。


最近のCGやVFX技術の高度化によって、ある程度は非現実的な映像表現も可能になってきています。


しかし、ハリウッド映画なみの制作費とクオリティと覚悟がない限り、無理に実写化するのは本当にやめた方がいいです。


アニメは非現実の世界観を表現可能であり、非現実的な作品ほどアニメが最適な映像化手段だと考えます。



現実的な作品とは


一方、現実的な作品というのは、シンプルに実写映像化しやすい作品、ということになります。


例えば、人間ドラマや恋愛、サスペンスやミステリーなどの作品です。


個人的に、いわゆる萌えキャラにはまったく興味がなく、アニメを視聴する優先順として上位に来ることはありません。


ハーレムのようなシチュエーションや、童顔なのに身体はやたらグラマーな女性キャラなどは、ある意味で非現実的なのかもしれません(笑)


しかし、上述とのとおり呪術廻戦や鬼滅の刃などの作品に比べれば、実写映像化のハードルはかなり低いと言えます。


逆に、現実的な作品ほど実写化されない傾向にあるような気がします。


呪術廻戦のような戦闘シーンや非現実的な要素がないだけに、登場キャラクターが作品の魅力の大半を占める場合があります。


ガンダムは現時点では非現実的な作品の部類ですが、いまだにシャアに相応しい俳優はいません。


Netflixでガンダムの実写映像化されるという話が、結局CG作品になってしまったことは、もしかしたらシャアのキャスティング問題が原因なのかもしれません(笑)




まとめ


誤解がないように申し上げますと、現実的な作品が面白くないと言っているわけではありません。


また、現実的な作品=エンターテインメント性がない、というわけでもありません。


繰り返しになりますが、激しい戦闘シーンや超能力、超常現象などの非現実的な要素がない分、ストーリーや演出、登場人物の心理描写などの絶妙な表現にエンターテインメント性を感じるアニメも存在します。


いずれにしろ、観る人にとって価値があればそれでいいわけですし、見始めてしまえばそれなりに楽しく鑑賞できることが多いのもまた事実です。



1クールごとに制作される約50本ものアニメ作品をすべて観るのは難しいです。


また、映画館に足を運んでも観たいと思うかどうかという判断基準として、私はエンターテインメント性 ≒ 非現実的な要素を持った作品を優先的に選びますよ、というだけの話です(笑)