今日はミナミの命日です

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もう一年も
経ってるなんて思えない

年をとると時間が
早く過ぎるって、よく言いますが
本当に実感しますね 


ついこの間まで、ミナミと一緒に
病院に通っていたような気がするけど

ミナミが、去年の5月に旅立って
夏になり
秋になり
冬になり

そして、また春が来て

今年も庭の桃の木が綺麗に
咲いていたから

確かに時間だけは
過ぎてるんですよね


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『桃の花が咲くまで頑張ろうね』


『よく頑張ったね、今年も一緒に
    見られたね』


『ミナミは偉いね〜
    ミナミはすごいね〜
    お母さんはミナミが大好きだよ』



毎年、窓から見える
満開の桃の花を見ながら
ミナミに声をかけて来たけれど


今年は、桃の花の見える窓辺に
ミナミはいない・・・



今年は
桃の木を見るのがつらかった

膨らんでいく蕾を見ると
胸がしめつけられて・・・


これから、数年は
私の気持ちの落ち着くまでは
毎年、桃の花を見るたびに
胸を痛めるんだろうな・・


と、そんな事ばかりが頭をかすめて



ミナミ、ありがとう
お母さんは、大丈夫だよ
心配しないでいいからね


そう言って見送ったくせに
今年の春は
咲き誇る桃の花を見ながら

毎日、ポロポロ、ポロポロ涙を
流していました



桃の花が、はらり、はらりと
舞い落ちる頃になると


もう、本当にミナミはいないんだ
もう二度、ミナミと一緒に
桃の花を見ることは出来ないんだ


そう思うと、涙が止まらなくて・・



もういいや、今は家に誰もいない
思いっきり泣こう・・
そう思って


ミナミの骨壺を胸に抱えて


ミナミ・・

もう、ミナミと桃の花を
見られないんだね・・


そうやって
大きな声で泣いていたら・・


右斜め後ろから



『一緒に  見てるよ  』


って、ミナミの声を感じたんです




ミナミはお別れの時にも
声を聞かせてくれました


あの時と、同じ感じ
声が聞こえるんじゃなくて
声を感じる・・
そんな感じだったんです




ストレスの中
幻聴が聞こえたのかもしれない
そうも思いましたが


やっぱり、あれはミナミの声だった
そう思えて仕方なくて


そして、そう思えたら



ああ、そうだ
桃の花を
もう二度一緒に
見られないんじゃなくて

これから、ずっと一緒に
見られるんだ



そんな風に感じられて
つらくて胸が
張り裂けそうだったのが
すーっと
穏やかな気持ちになっていきました




立証のしようのないお話ですが
泣き虫の私を心配して
ミナミが声を届けてくれたんだと
思いたいんです







ご訪問
ありがとうございます


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『いい加減、泣き止まないと
   今度は怒るよ』