虹の橋組 サイ 11歳
イケメンだったよね～
子供の頃から通算して
11匹の猫と暮らしてきた
（現在5匹）
子供の頃、自分で拾った
子供が拾ってきた
旦那が拾ってきた
どの子も、準備万端整えて
ペットショップから
買ってきた訳ではなく
来ちゃった！
から仕方ない
見ちゃった
から仕方ない
もう
縁としか言いようがない
もしかしたら
自分がその縁をぐいっと
引っ張ってるのかもしれない
人は強い想いを抱くと
それが潜在意識に降りて
よくも悪くも、
いつか顕在化するらしい
子供の頃、子供ゆえの非力さで
悔しい思いを、たくさんした
私の父は動物が好きだった
田舎で暮らしていた時は
豚、牛、ニワトリの家畜から
犬、猫、鳥などなどを
飼っていたらしい
大阪に出て来て
団地住まいになり
さすがに
牛や豚は無理になったが
私が物心つく頃には
色んな小鳥や、金魚、かめ等の
小動物が常にいた
父と怪獣のような
幼鳥に、一緒にえさをやったのも
楽しい思い出だ
動物好きの父のDNAが
私にも受け継がれているんだろう
動物が好き～
かわいい～だけならいい
好きだから、可愛いから
（可愛いは見た目じゃなくて
存在そのものの事ね）
子供心にも
困ってる動物をなんとか
したいと思ってしまう
見たくないものは
都合よく見えなくなる
スルースキルは
子供の頃私には
無かったのかもしれない
だから、つらい思いをする
小学生の頃、近所には
野良犬や
野良猫が普通にいた
野良猫は今でもいるけど
昔のような野良犬は
都会ではあまり見かけなく
なっているんじゃないだろうか
野犬狩りというのがあった
保健所の人だったのか、
おっちゃん達が、輪のついた棒を
犬の首に引っ掛けて
犬を捕まえる
子供の頃はわからなかったが
今は、理解はしないといけない
予防接種なんか
今以上にされてない時だ
狂犬病の犬が
人を噛めば
どれだけ大変なことになるか
でもね
小学校の前で
授業中にやることは
ないんじゃないかい？
犬の悲鳴
あの1度聞いたら
敏感な子なら一生ものの
トラウマになりそうな声を
それを私らは授業中に
聞かされたのだ
授業をそっちのけで
窓に子供らが張り付き
おっちゃんらに
大ブーイングだ
はなせー
あほー
かわいそうだろー
おっちゃん達も仕事だ
気の毒といえば
気の毒だ
俺だって好きで
こんな仕事してんじゃねぇや
馬鹿野郎！
女房子供ために
頑張ってんだ
とかいいながら
その日は枕を涙で
濡らしたかもしれない
何はともあれ
大騒ぎする、子供らを
どうなだめて、
先生が授業を再開したのかは
もう覚えていないけど
敏感な私は
一生もののトラウマを
しっかり頂戴したのだった
これ以後
野犬狩りが学校近くで
行われる事はなかったように思う
きっと、
あの日泣きながら帰った
子供の保護者のひとりが
学校の前で
なにさらして
くれとるんじゃ、われ！と
ていねいに
苦情を言ってくれたに違いない
あの時、私は
あの犬を助けたかった
悲痛なこえをあげ
車に押し込まれた
あの子を助けたかった
子供の頃は
こんな悔しい事がいっぱいあった
助けられなかった猫も
何匹もいた
子供の私は、強く
思ったのだ
大きくなったら
お金持ちになって
かわいそうな
犬とねこをかう！と
大人になって、
すっかりそんな事件の事も忘れて
暮らしていたが
潜在意識は忘れちゃいなかった
どうも潜在意識はねこの部分だけ
顕在意識にあげて、夢を
実現させてくれたようだ
これが、私が猫を
飼ってる理由かもしれない
ところで
お金持ちの方は
いつ実現しますかね？