ゼミナールの本の勉強が第一ですが,それ以外にも自分で勉強しているものがあります。


解析系の人間としてはやっておかなくてはならない,“関数解析”です。本は

  関数解析  藤田宏,黒田成俊,伊藤清三著  岩波書店

  http://www.amazon.co.jp/%E9%96%A2%E6%95%B0%E8%A7%A3%E6%9E%90-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E6%95%B0%E5%AD%A6%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E8%97%A4%E7%94%B0-%E5%AE%8F/dp/4000078100/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1283171360&sr=1-1

です。こちらはゼミナールの本ほど,行間をしっかりと読んでいるわけではありません(いや,ちゃんと読んでいますよ)。


お勧めの1冊ですね。興味のある方は読んでみたらいかがでしょうか。
全く日記を更新していない今日この頃。ほとんどの学生は夏休みを満喫しているのではないでしょうか。僕も中学生くらいまでは,ゲームやら外に遊びに行くやらしていましたが,高校生の間は大量の宿題に忙殺され,後は受験勉強でほとんどつぶれたようなものです。

大学生では?夏休みは自分の好きな分野を勉強できる時間になっています。2年生の夏休みには

  曲線と曲面の微分幾何  小林昭七著  裳華房

を読んでいました。そして,2年生の春休みから夏休みにかけては

  複素解析  高橋礼司著  東京大学出版会

を。これは2年生の時に受けた“関数論”の授業の影響がかなり強いです。ただ単純に面白いと思ったから勉強してみたくなっただけですが,実際に勉強してみて更に面白くなってきています。


この本も終わりまして,最近はゼミナール用の本の勉強をしています。分野は関数論ですが,コンピュータシュミレーションの話もかかわってきます。その本は,

  Applied and Computational Complex Analysis  Peter Henrici  Wiley Classic Library
http://www.amazon.co.jp/Computational-Analysis-Integration-Conformal-Location/dp/0471608416/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1283171124&sr=1-1

です。とにかく分厚いです。3冊あって,計1800ページほどあります。到底全部読めるわけもないのですが,今は最初から読んでみることにしています。しばらくは好きにやってもらって構わないとの話なので,とりあえず最初から。


実は,ゼミ自体は先週の木曜日から始まっています。他の分野は分かりませんが,数学のゼミというのは,本を輪講するものです。すなわち,与えられた範囲を勉強してきて黒板で解説する。というものになります。


僕の場合は多少特殊で,担当の先生と1対1でゼミをやっています。人数自体は6人いるのですが,1人と5人の2グループに分けられました。これにはいろいろ事情があるのですが,一言でいえば,大学院進学に関係あるかないかで分かれています。

1対1はかなり大変ですが,理解も大分深く出来ます。ですが,さすがに3時間黒板の前で説明をするのは疲れました。そのあとパソコン関連で2時間ほど作業があったので,それも含めると…。


次回は9/2です。またしっかりと予習していかなければ…。


<<問題>> ある点の周りの剛体の回転全体は群になることを示せ。


結構大変でした。ただこれだけが書かれていて,“演算は何なのか?”が全く触れられていません。でもちゃんと考えていけば,上手く演算が導かれるものですね。素晴らしい。己の勉強不足を痛感させられました。
シューベルトの遺作ソナタD.959です。本当は Wilhelm Kempff が演奏しているものここに載せたかったのですが,無かったので…。

いい作品だと思います。