日本で働いていた頃は、平日7時間寝たら良い方で、8時間なんてなかなかなかった。いや、まずなかった。
6時間が平均で、"5時間寝られればオッケー"が基準ライン。
時には4時間という時もあった。
夜は苦手なので、早く寝て早く起きる。
4時起きくらいまでなら何とか大丈夫。
残業は基本的にしないタイプだったが、仕事をきちんと終わらせたいタイプだったので、時に長時間残業する事があった。
それ以外は、自分の時間欲しさに睡眠時間を削って早起きをしていた。
で。今どうよ?
毎日8時間以上寝ている。大体9時間。
何なら10時間も、時間調整すれば可能だ。
平日の話である。
凄く幸せだ。
睡眠が十分すぎて、大体アラームが鳴る前に起きる。
日本での生活は何だったのだ、、と思う。
今では早く寝るのが楽しみの一つになっており、今日は9時間半だ♡とか、ワクワクしている。
大きな理由として、現在、
・残業ゼロ
・持ち帰り仕事ゼロ
だからだ。
いや〜ほんと気持ちいい。仕事は仕事時間で全てが終わる。それ以降は完全に自分時間なのだ。
週末にドコドコと溜まったメールを見て、週明け早々に溜息をついたり、電話対応に時間を取られたり、そういうのもゼロなのだ。
ここが日本の都会ほど便利じゃない、というのも理由だ。
日本にいた頃は、会社の前、会社の後にコンビニによっては何かを買ったりしていた。
仕事後、帰路につけば自宅まで沢山の誘惑があった。
デパ地下、モール、本屋、楽器屋、パン屋、スイーツ、カフェ、レストラン、鞄、靴、服、、、、、
何も見ずに、何も買わずに、自宅に到着するのが難しいと言える程、それは誘惑の往復だった。
そういう環境が、今はほぼない。
ああ、、日本のそんな誘惑が恋しい、、、
って、意外と思わないのだ。
面白い事に、"ああ、あれらは必要じゃなかったんだ"と気づく。
そう、"欲しかっただけ"なのだ。
全くもって"必要"じゃなかった。
そういうことに物凄く気付かせられた。
誘惑とは、そういうこと。
交通の便や、"今これが必要!"って時に、日本ほど便利に買えないのは、時に不便だと感じる。
だがまあ、結局、物を大切にしたり、時間やお金を大切にできることに繋がっていたりする。
日本の通販、そして配送システム、これは多分、凄すぎる。
何でも通販で買っていた私には、実店舗での買物が不慣れになってしまい、まだこの国でも実店舗の買物には面倒を感じる事がある。
しかし、人との距離が近い国故に、実店舗で買うと、人との温かさやユーモアに触れることも多く、何だか日本の便利さ故に失ってしまってたものを思い出させてくれている気がする。
小欲知足。
何もかもに恵まれていた日本からこの国に来て、私は足る事を学んでいる。
睡眠時間は足り過ぎている。
時間も、お金も、物も、
もっと足る事を知ってゆくだろう。
そうすれば、時間もお金も物も、使い方がもっと綺麗になってゆく。
さて、今夜も9時間寝る。
ふむ。面白い。

