これは私の事である。


はっきり言って、この国のこの保育園で、いわゆる上下関係もないボスに対しての接し方が未だわからない。


しかも、私の保育園のボスは相当変である。


私は基本的に変な人が好きなのだが、このボスの変さは私が好まない方のものだ。



つまり、



- 感情的で、


- 全く自分を省みる事を知らず、


- 他責思考で、


- 弱者を搾取する



そんな変な人である。



まあ普通に考えたら、"性格悪い" という以上に、"ヤバい人" というところだ。




以前、他保育士の事で我慢がならず、堪らなくなり、ボス園長・リリーに不満を伝えた事があった。


(当時、私はこのボス園長・リリーこそが、諸悪の根源だとはまだ気付いていなかった。)



その時、日本には上下関係があり、私はまだこの国の"上下関係がない"環境に慣れていない。それ故に、年上や先輩という存在に対して、自ずと気を遣いがちであると伝えた。


そして、リリーに言われた。


"ジャパ子、ここでは貴方は誰も怖がる必要はないの。


ボス園長の私にだってそう。


私の事も怖がる必要なんてないの。"



と。



だがしかし、ボス園長・リリーにしろ、他の保育士にしろ、とにかく感情的だし、愛想悪い時はとても悪いし(ただ感情に素直なだけ)、言い方もキツいし、私にはやはり時々怖いのである。



まあ彼女達は、本当に"気を遣わない"と言うか、気を遣う事を知らない人達なので、只々、猿やチンパンジーの如く、感情のままに生きているのだ。



ムカつくなら、ムカつく態度。


疲れているなら、疲れた態度。


気に入らないなら、気に入らない態度。


面倒臭いなら、面倒臭い態度。


怠いなら、怠い態度。



相手が誰であれ、只々、感情=態度なのである。




そして、その"感情"には、理性や忍耐の入る隙が殆どない。


うむ。だから本当に猿やチンパンジーみたいなのだ。


只々、感情のままに生きる。


動物であれば、それは普通だ。


しかし、猿やチンパンジーの様な人間は、人間としてどうなのだろうか。






はい。




そして、私はこのボス園長・リリーには、


"ああ。もう完全に都合よく使われてるな"


と思っていた。



しかしそれでも、ボス園長・リリーを信じ(たかった)、私の真面目さを只の利便性だけでなく、少しは認めてくれている面もあるのではないか、と期待していた。




そして、ある出来事をきっかけにその想いは粉砕した。





マジで、ガチでコイツ、私の事を便利ロボットみたいに思っていやがる。




と、痛感した出来事があった。







それ以来、ボス園長だろうが何だろうが、彼女の人間性に心から失望し、救いようのない堕ちた人間だと哀れむようになった。



ありゃァ、相当である。





あのような人間性では、生きていても苦しさだらけだろうと思う。


そして、その苦しさを呼び込んでいるのは己自身であり、しかし自分に非があるとは一生気付かないのである。



だから、いつも不機嫌そうだし、疲れているし、怒り気味だ。





さぁて。それから私はもうボス園長・リリーに何を言われようが、どんな態度を取られようが、もういいわ、と思うようになった。





だから、来週病院の予約があるけれども、それも事後報告。



"こんにちは。リリー。

 来週水曜日に病院の予約があるから、

 早退して14時に帰るね。"




以上。



又は、


"こんにちは。リリー。

 来月しばらく旅行に行くから、

 ●●日から仕事に戻るね。

 疲労やジェットラグがあるからすぐ働けないの。"




以上。





しかしだな。



多分、これがこの国の"普通"なのだ。





"すみませんが.."


"ご迷惑をお掛けしますが.."


"早退したいのですが.."


"よろしいでしょうか?"




不要。




下手に出て、そういう伺いを立てるものなら、搾取されかねない。ボス園長・リリーなら、搾取するだろう。





- たまに病院に行く事 = 当たり前


- よって早退する = 当たり前


- シフト調整が必要になる = 園長の仕事

  = 当たり前




だから、誰も謝らない。

迷惑かけるだなんて微塵も考えつかない。






ここまで心底失望ショックを経て、

やっと私もこの国の "普通" に近づけたようだ。





ここはそういう国。


へぇ。面白い。