当店でも扱いのある
イギリス北部にあるスコットランドのアイラ島で作られる
ARDBEG TEN ~アードベッグ 10年~
について少し書いていこうと思います
まぁ大体こんな感じに生産地域が分類されるわけですが
今回お話しするアードベッグはこの中でも香りの強い重厚なウイスキーを造る
アイラ島(図の左側の青い島)という島で作られているウイスキーになります
アードベッグとはゲール語で
「小さな岬」や「小さな丘」を意味し
蒸留所が立つ場所からこのような名前が付けられました
こんな感じの所にあります
前身となるの蒸留所ができたのは1794年のこと
しかし
個の蒸留所は当時多かった密造酒のひとつで・・・
政府に見つかり廃業
アードベッグの蒸留所が正式にできたのは
いまから約200年前の1815年前のこと
創業者のジョン・マクドガールによって生み出され
そこから羽陽曲折あり
1973年 ハイラム・ウォーカーが買収
以降、買収や操業停止を繰り返し
1997年 グレンモーレンジ社が買収 操業再開
ここでやっと安定して製造が行われるようになりました
このアードベッグというウイスキーの特徴として
磯臭さ・強烈なスモーク&ピーティーさがあります
スモークやピーティーって何だよ???
という方は
「正露丸みたいな匂い」 と思っていただけると想像しやすいと思います
ノンチルフィルター製法でつくられたこのウイスキーは
(一般的なウイスキーは冷却濾過{チルフィルタード}をして不純物を取り除いています)
冷却濾過で取り除かれた不溶性分にも樽や原料から由来する香り成分が含まれており
あえてソレを濾過しないことで
ウイスキー本来の香りや味などをダイレクトに味わうことができるのです
じゃあ、アードベッグってどんな味かというと・・・
ピートの香り・ヨード香が強く
少し塩っ気があり
辛口でピリッとした刺激を舌に感じます
強烈な香りの奥に仄かにフルーティーな甘みも感じられ
ボディも重めで香りの余韻が長く続きます
まぁ、分かりやすく書くと
正露丸みたいなウイスキーです 笑
好き嫌いがはっきり分かれるウイスキーではありますが
慣れてくるとコノ刺激が癖になる一本ですので
ぜひ一度試してみてください