現場改善のダラリとは? 【5-5】 | 楽々改善コーチ から 伝えたいこと

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「ダラリ」とい言葉を聞いたことがありますか?
「ムダ・ムラ・ムリ」の後の方をつないで、このように言います。
最初の方に3つの「ム」があるので、「3ム」とも言います。

「ダラリの法則」と、法則にまで格上げしている人もおられます。
このダラリをなくせば、効率がUPするという法則です。
つまり、ダラリは良くないのです。

その最初が「ムダ」なのです。
能力があるのに、能力まで出さないことがムダなのです。

反対に、能力以上のものを出すことを「ムリ」といいます。
この「ムダ」や「ムリ」が生じる原因が、「ムラ」なのです。
まずは、この「ムラ」をなくせば、「ムダ」と「ムリ」も少なくなります。

ちょっと、分かりにくいので事例でお話しします。
工場で、生産を行っている場合を考えてみましょう。
生産できる人や機械、そして材料により、生産できる能力が決まっています。

生産計画の生産数量が、その能力より少ない数量だと、人や機械が遊んでしまいます。これが「ムダ」です。
反対に、生産数量が能力を超えていると、残業や休日出勤が必要になります。これが「ムリ」です。
生産能力は、大きくは変動しないものです。
しかし、受注変動が大きく、毎日、生産数量が変わることが「ムラ」なのです。

通常は、生産管理部門が、在庫や納期調整を行って、この「ムラ」を小さくしようとします。
しかし、会社方針で受注通り生産している工場もあると思います。
このケースでは、生産数量が大きく変動し、「ムダ」や「ムリ」が必ず発生します。
でも、この場合の「ムダ」や「ムリ」は、現場の責任ではありません。

ムダの中には、現場でどうしようもないケースがあるのです。
決して現場では何もできないとあきらめてはいけません。
ムダが発生した時に、しっかり改善を行い、ムリしないでも生産できるようにすることが重要なのです。

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