蜂屋編のラーメン
旭川のラーメン店、蜂屋であります。
トンコツと鶏ガラベースのスープ(なのかな)に、焦がしたラードの風味に包まれた香ばしい魚の風味が実に実に食欲をそそるのです。この香が苦手という人もいましょうが、私にはこれが最高の香。ラーメンの特徴でもある、個性とインパクトの強さを存分に発揮してくれます。
本当に高揚感を味合わせてくれるスープであり、ガツガツ食べるというよりは、一口一口を味わうたびに余韻をかみ締めたくなるラーメンなんですね。
香だけで、これほどまでに高ぶらせてくれたラーメンは他にはありません。
作り手の技術により生まれたスープというよりは、レシピの上手さで生まれた名スープという印象なのですが、これを盗めたお店は少ないものです。ということは、単純にレシピがわかれば誰でも作れるスープというわけでもないのかもしれません。
ラーメンという本来は中華に属する料理を、日本寄りにグッと引き寄せたラーメンであるとの印象を受けます。日本寄りというと、中華よりも華やかさに欠けるように感じますが、こちらのラーメンは日本寄りでありながら、なかなかの派手なラーメン。地味に終わらないところは、日本の一般家庭というよりは老舗の和風料理店の隠れメニューの一品との印象。
これでもかという素朴さが溢れる縮れ麺も秀逸。スープの持つ世界観をより明確にし、そして深めています。
気取ってないし、都会的でもない、それにもかかわらずセンスがいいんですよね。
この手の作品って、静岡県東部でもどこかで作ってほしいです。
油っぽい香りでなければ、わさらびの支那そば醤油の魚介の香りはこの作品を超える素晴らしさですが、中毒性では一歩及びませんね。
わさらびの水彩画に対して、こちらは油絵ですから。
参考サイト
http://www.hachiya-ramen.co.jp/tenpo/index.html
>蜂屋の特徴はずばり「焦がしラード」です。ハマる人は週5回ほど食べに来ますが、合わない人もいますので好みがはっきり分かれるラーメンだと思います。
昭和22年の創業から、動物系と魚介系をブレンドした「ダブルスープ」方式をとってきました。
余分な脂が入っていませんのですっきりした味わいです。是非一度お召し上がりいただければと思います。
旭川は、昔から豊富な北海道の食材が行き交う重要な拠点として発展してきました。そのため新鮮な魚介類にもこと欠きません。
一見こってりのスープは、一旦冷却して余分な脂を取り去っているので実はすっきり。動物系スープと魚介系スープをブレンドすることにより、味をふくらませています。
そして、表面に浮くラードのインパクトは強烈。非常に個性が強いのですが、一度はまると抜け出せなくなるクセになる味わいです。「蜂屋」のスープは、本店で作り全店に送ることで、変わらぬ味を頑なに守り続けています。麺は初代が開発した創業以来の自家製麺で、スープをよく吸う低加水麺(麺に加える水の量が少ない)。色白で粉の香りと歯切れのよさが食感の特長になっています。
縮れがスープとよく絡み、麺とスープの相性は抜群です。「蜂屋」の創業当時より、旭川ラーメンの麺は「低加水麺」として定着しました具材は、主役のスープと麺を邪魔しないようにチャーシュー、
メンマ、ネギと至ってシンプルです。
お好みにより、味付け玉子や、他のトッピング類がございます
