先日の大阪・名古屋 出張 遠征で、同行したみなさまにはあまり知られていなかった、
でも、使う価値がありそうで興味を持ってもらえていることがわかったので、
何回かに分けてJR乗車券を使う上でのちょっとしたテクニックを紹介していきたいと思います。
誰でもそれほど苦労せずに使える効果的な方法を見つけていく趣旨ですので、
あまりにも難しかったり専門用語を羅列したりはせず、深入りしすぎないレベルを目指します。
なお、文脈上必要な用語には都度補足説明をいたします。
オタ向けではございません。ですから、「もっとお得な方法がある」といったご指摘はご遠慮下さい。
(明らかな誤りの指摘に関してはこの限りではございません。)
また、執筆時点における規則の解釈となります。
記事公開後に規則が改定された場合は、文面通りの運用が保証されないことをご承知下さい;。
では本題へ。
最近はICカードで改札を通過できて利便性が上がってますが、
基本的には鉄道乗車には乗車券が必要です。
いろいろな種類の乗車券がありますが、
運賃が数百円程度までの近距離の乗車券にたいていある記載がこれ。
「下車前途無効」
どういう意味でしょう?
これは、
「途中で降りて改札を出ると(下車)、本来有効な着駅までの分(前途)が無効になってしまいますよ」
という意味です。
ふつうは、途中でも降りたらきっぷは回収されますよね。この根拠が上記の文面です。
ではこのきっぷは?
少し金額が上がっています。ということは、乗車できる距離も長いですね。
よく見ると、先ほどの「下車前途無効」の文字がありません。ということは?
はい、このきっぷは、下車しても前途が無効になりません。
つまり、途中下車ができます。
途中下車とは、きっぷの最終目的地の手前の駅でいったん改札を出て、
同じ駅でふたたび改札を入って旅行を続けることを言います。
まずは、この途中下車制度を活用した乗車券の買い方使い方を研究していきます。
大ざっぱには、100kmまでの乗車券は途中下車ができません。
それ以上の距離の乗車券で一定の条件を満たす場合に途中下車ができるようになります。
JRの営業規則は非常に複雑で、ルールの例外がたくさん存在します。
ですから、いくら簡単にといってもルールの確認は避けて通れない部分がどうしてもあります。
次回から、おさえておくポイントを見ていきます。
思わぬところで運賃が安く上がりますよ。
※0円、数十円~数千円まで、恩恵の幅は広いです(笑)