下館の歯医者、一木努氏のコレクション「建物のカケラ」が新春4日から3月1日まで、江戸東京たてもの園の展示室で見ることが出来る。
この鉄のト音記号は、美空ひばり邸の鉄扉の一部を焼ききつたカケラである。
「どんな名建築も取り壊しとなれば、単なる廃棄物として処分場に運ばれ、二度と人目に触れることはない。それを、手に入れるには、解体中にその仮囲いの中に入って、取り外すか拾い上げるしかない。後から入手するのは殆ど不可能だし、解体前も難しい。」と一木氏は語っている。
「そのため、解体の日程を把握して、現場を巡回しながらころあいを見て考証承諾を得て現場に入り選択採取、運搬という手順になる。」
展示されている約700点のカケラは、900箇所ちかい解体現場に通い40年にわたって収集された個人のコレクションで、殆どが、東京のたてもののカケラである。
在りし日の建物を思い浮かべ、そこに流れた時空を感じるよい機会となった。
禁煙の苦しさを紛らわせてくれる避難場所にもなってくれている。
鹿鳴館の松杭(昭和15年解体、昭和57年収集)
東京帝室博物館鬼瓦
東京都庁第一本庁舎都民ホール登板壁画・岡本太郎
ともかく、700点すべてのカケラをここで紹介できない。お出かけになり、すべてを整理された小冊子が無料で配布されているので、それを入手されることをお勧めする。









