昨年の3月17日に佐藤勝利 映画ハルチカ 橋本環奈とW主演の発表になってから約1年

ハルチカがついに今日一般公開されました

私は先行上映会&舞台挨拶には縁もなく本日地元映画館で初回上映を娘と観てきました

 

吹奏楽と胸キュンを合わせて吹キュン 

なんとなくいまどきのキャッチーなコピーが付いた作品 そして主演2人はアイドル 

私のようなおばさんが観に行ってもいいのかな??躊躇してしまいます

でも観に行ってよかった!!!

心からそう思える作品でした 

ただキラキラキュンキュンしているだけではない青春 

若さゆえに残酷だったり苦悩したりまだまだ迷いの途中にある若者たちの成長や友情が吹奏楽を通して丁寧に描かれていました

 

そしてもう一つの主役は音(音を楽しむ)

台詞がそれほど多くはないのですが音がとても鮮やにその時々の心情を描写しているように思います

小瀬村 晶さんが作られたテーマ曲「吹奏楽のための狂詩曲第1番『春の光、夏の風』」も非常に印象的で映画館を出る時には勝利くんが担当するホルンパートからの旋律を思わず口ずさんでしまうのですが 他にもBGMとはいえないシーンを彩る数々の音たちが存在します 

それはメロディーだけではなく教室の生徒たちのざわめきやチカの息遣い様々な生活音までもが意味ある音のように感じます

 

映画は丁寧に描かれていますが結論づけるような言葉はなくそこには余白があって観る側が想像したり考えさせられたりするのも面白いと感じます

 

 

リアルな高校生たちの日常を見ていると自分の青春時代までもが蘇ってきます

私は中学時代にマーチングバンド部に所属してアルトトランペット(スコア上ではホルンパート)を担当していたのですがチューニングや楽器の手入れをしている時 新しい楽譜をもらう時

様々なシーンが自分とリンクして友人たちと喧嘩したり笑いあっていた日々を思い出しました

別にどこもキラキラしていない平凡な日常だと思っていた日々

まさしくあの時が自分にとってキラキラしてかけがえのない青春だったんだと今になって教えてもらったような気がしました

 

年齢など関係なく心に響く作品

たくさんの人に観ていただきたい映画です 

初めての映画がこのような作品だったこと これはやっぱり勝利くんが自分で引き寄せたと思うし10代最後にこの作品に巡り合えて本当に良かった

たくさんの仲間たちと出会え じっくりと時間をかけて一緒に一つのものを創り上げる苦しみや喜びが経験出来て本当に良かった

保健室で春太が草壁先生からかけられた言葉は勝利くん自身にも響いたのではないでしょうか

役者としてはまだまだ未知数だけれどハルチカで第1歩が踏み出せることが大きな自信になることでしょう

 

ハルチカ公開初日おめでとう