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産経さんが記事にするまでもなく、昔も今も90日商用査証での外国人バイヤーの入国は当たり前になっており、国内の自動車解体業者は多かれ少なかれ、皆その恩恵を受けているのです。

それを今さら取り締まろうとすれば、自動車リサイクル法の制定の時と同じように、また天下り法人を作って経産省や環境省などから天下り、税金の無駄遣いをすることになるのでしょう。


昭和50年代後半、タイ人がフィリピンと自国向けに始めた、中古自動車のエンジンや部品の輸出。

と、言っても最初はイスズエルフトラックとサニー・カローラのFRエンジンです。

それがどんどん世界各国に広まり、バリエーションも増え、今では当たり前になっています。

そのうちの60%以上はトヨタ車のエンジンや部品類です。

車の大小に関わらず【機能部品ボルトなどを含めた各種部品の互換性】が魅力なんですね。


平成5年頃からアフガニスタン人が始めたのはトラック用の中古エンジン。

当時のアフガニスタンは悪路が多かった。

それで、昼は乗客を乗せながら、夜になると麻薬を運搬するための護衛用機関銃を据え付けられるような荷台を必要とした4WD車は、トヨタのハイラックストラックでした。

そのうちに雨でもホコリでも関係のないトヨタのランドクルーザーが流行になり、このランドクルーザーが縁でUAEのドバイにアフガニスタン人が大挙して移住、中古自動車部品街を作ったのです。

当時のUAEは、関税率100%以上だったと思います。

でも中古自動車部品を扱うエリアは、大きな保税倉庫のようなもので、UAE国内に持ち込まない限り非課税です。

そこで中古自動車の部品を販売するものでしたから、アフリカや中東から大勢の客が押し寄せるようになりました。

UAEが発展するための、ひとつの政策だったんですね。

だから中東、特にドバイマーケットからのバイヤーが多く来ているわけで、東北の被災地の復興も、実は彼らに支えられているのです。

この記事が出たということは、やはり復興を遅らせるために天下り法人を新たに作る動きが有ると言うことなんでしょうね。

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「宝の山」被災車両に群がる外国人 中東で部品、高値取引 商用資格で入国、解体 
2011.10.30 23:19  産経ニュース

津波をかぶり動かなくなった車も、中東系外国人にとっては「宝の山」だ=28日、宮城県石巻市南浜町

$pochikoのブログ

 東日本大震災で津波をかぶった車両の部品を目当てに、被災地に入り込む中東系外国人が目立っている。日本車の部品は中東で高値で取引されるため、日本国内の業者などが受け入れ先になり、商用資格で入国しているとみられる。商用資格で解体作業を行っても資格外活動に問えない実態を逆手にとって、出入国を繰り返しているケースも確認された。被災車両の解体は所有者の特定が進まずに滞っており、捜査当局は宝の山に群がる外国人に警戒を強めている。(中村翔樹)

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