今回のお目当ては磐越西線を走る『快速あいづSATONO号』です。
土日を中心に郡山と喜多方の間を1日1往復しています。
今年の春にデビューしたばかりの新参者。
もちろん新造ではなく過去に青森を走っていた観光列車をリニューアルしての登場です。
入線してきたのは約10分前。
最近のJR東の観光列車と言えばこの顔。
一昨年乗った"リゾートビューふるさと"も似たような顔してたっけな。
2両編成で、普通車とグリーン車を1両ずつ繋いでいます。
喜多方寄りの普通車が青色、
郡山寄りのグリーン車が緑色のわかりやすいカラーリング。
客単価を上げようとする狙いが透けて見えるのがいいですよね。
早速乗車。
なんと偶然にも進行方向の最前列でした。
客席と運転席の間にはちょっとしたフリースペースが用意されていて、そこからも眺望を楽しめるようになっています。
普通車はもちろん全席指定制で、2+2の座席配置。
この日は9割近くが埋まっていました。
グリーン車がこちら。
各ボックスシートに仕切りがつけられているので、半個室のような雰囲気。
ただリクライニングしないし、なんだか狭そうなので普通車の方が乗り心地は良さそう。
郡山を10:05に出発。
大きな窓ガラスには福島の田んぼが広がります。
これが令和のワイドビュー車両か。。。
途中の安子ヶ島駅では17分の運転停車。
その時間を利用して郡山行の列車と行き違いをして、会津若松行の"快速あいづ1号"に道を譲りました。
磐越西線は単線なので、こうした列車行き違いが何度かあります。
生憎の曇り空だったので磐梯山の山頂付近は雲に隠れてしまいました。
晴れてたらめっちゃいい景色だろうなぁ。
こればっかりは仕方ない。
でも夏と田園風景の挨拶は抜群だな‼︎
郡山を出てから1時間で猪苗代駅に到着。
乗り降りはゼロで駅員さん達のお見送りを受けて発車しました。
意外だったのは同業者っぽい人が少ないこと。
18キッパーは観光列車にあまり興味がないのか、それとも認知度が低いのか。。。
磐梯山が車窓の後方へ過ぎていった頃合いで車内販売が回ってきました。
久しぶりに車販のワゴン見たなぁ。
まぁなにも買わなかったんですけれども。
会津若松に着いたのは11:40。
ここで5分停車。
進行方向が変わります。
ここで大半が降りるのかと思いきや、案外そんな事もなく。
ホームに下りて伸びをしたり、写真を撮ったりして車内に戻っていきました。
会津若松を出てからも田園風景は続き、時刻通りに終点の喜多方に到着しました。
郡山からの所要時間は約2時間。
これは観光列車としてはちょーど良すぎる。
この"SATONO"は山形の観光列車を担当する事もあるんだけど、そっちは片道40分で終点に着いちゃうんだよね。
流石に短すぎるって事で会津の方を選びました。
改めて見るといい色してるね。
東京からも訪れやすい上に、会津は魅力的な所なので是非とも根付いて欲しいものです。
我々は18きっぷの特性を活かし、会津若松行の普通列車に乗り換えました。