2021-04-09 ホームライナー瑞浪2号 | シーラカンスと僕

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近頃怒濤のようにライナー列車の乗車記を更新しています。



今回はJR東海地区の中央線を走る"ホームライナー瑞浪号"。


名古屋と岐阜県の瑞浪を結ぶ列車で、
下りは夜に3本、上りは朝に1本がそれぞれ設定されています。


ちなみに瑞浪駅は多治見の2つ松本寄り。

名古屋から50kmの位置にあります。







それでは上り唯一の"ホームライナー瑞浪号"に乗っていきます。


使用車両は"特急しなの号"に使用される383系。


ずっと乗りたかったんよ。


個人的なことで言うと、
これでJR東海の特急車両に全部乗ることができました。


"特急ふじかわ号"の373系は数え切れないくらい乗ってるし、"特急ひだ号"のキハ85系には3年半前に乗っています。



乗車記には起こしていないけれど、
"特急あさぎり号"の371系には中学・高校の頃に何度か乗りました。


どれも車齢は25年オーバーなので置き換えも遠い話じゃないかも、、、





話は戻って、
幕はシンプルに「ホームライナー」のみ。


383系によるホームライナーは、
朝はこの"瑞浪2号"と"多治見2号・4号"
そして夜の"中津川1号・3号"の合計5本。


下りの"ホームライナー瑞浪号"には、あろうことか313系が使われているので乗ろうとしてる人は注意が必要です。












本来座席は指定されているんだけれど、
ご時世の影響でライナー券さえ持っていれば、どこに座ってもOKという制度に変わっています。


予想通り車内はガラガラだったので、
車両後ろ寄りの進行方向右側に腰を下ろします。


383系のデビューは94年。

座席を含めて車内各所からJR初期の香りがします。


僕の好きなJR第一世代と呼ばれる車両のひとつ。


いつの間にか首都圏から姿を消してしまいました。






8:45 車内は貸切状態で瑞浪駅を出発。


6両編成で、内1両がグリーン車を連結しています。


ホームでの様子から察するに、乗車人数は各車両1〜2人くらい。


グリーン車は指定席扱いなので残念ながら青春18きっぷでは乗れません。











瑞浪駅前のベーカリーで買ったパンと共に383系を楽しみます。


始発駅を出る時間がライナー列車としては遅めなので、最も乗り鉄に適しているかも。


"ムーンライトながら"亡き今、名古屋前泊もしくは夜行バスは必須になるけれど。













多治見でそこそこの人数が乗車。

そら始発でライナーを2本も設定するわけだな、と納得できました。


そんな多治見を出ると車窓は一変。

岐阜〜愛知の県境に近づくと、さっきまで街中を走っていたとは信じ難い光景が広がります。


もう渓谷やん、と。


そしてこの区間は急カーブの連続。

383系は特長のひとつである振り子機能を余すことなく発揮し、特急列車並みの速度で駆け抜けます。





9:06 高蔵寺駅に到着。


この辺りになると名古屋まで快速に乗れば30分程度なので、新たに乗ってくる人は少なくなります。


ちょうど愛知環状線が同時に到着。

対面乗り換えのサービス付きにも関わらず、見えた範囲では誰一人乗ってきませんでした。


この列車、JR東ならとっくに廃止されてるだろうな。











車窓に広がる建物の密度が増し、高速道路をくぐると名古屋の中心部が近いことを予感させます。


高蔵寺発車時点で車両には10人ほど乗っていました。


名古屋市内に入り、
大曽根からほぼ各駅に止まります。














金山で名鉄線と合流。

すれ違う電車もグッと増えます。


写真2枚目では新幹線の線路と並走し、名古屋はもう目の前。


なんだか乗りトクのホームライナーではなく、本業の特急列車に乗っている気分になってくるな。












瑞浪から約45分で終点の名古屋に到着。


数人が金山で降りた程度で、大半の乗客が名古屋まで乗り通していました。


個人的な感覚として45分はちょーどいい。


18きっぷで乗れる、
振り子性能を用いた走りを味わえる、
全区間に渡って結構飛ばしまくる。


これで追加料金330円だなんておトクすぎる!









名古屋に着いた"ホームライナー瑞浪2号"は、折り返し"特急しなの号"として長野を目指します。