来年で50周年を迎えるロボダッチ
そうか僕たちは“半世紀”もの人生をロボダッチと共に歩んできたのか。半世紀なんて節目も節目、おめでたいったらありゃしない。
あれは幼稚園や小学校低学年のとき、1番最初に作ったプラモデルがロボダッチだった。
1日何十円、週に数百円のお小遣いを握りしめて近所のプラモ屋や駄菓子屋に走って一つづつ買い集めた。もちろん全種類は揃えられないから友達と持ち合ったりして遊んだ。クリスマスや誕生日などの特別な日には中箱や大箱の基地や島を買ってもらったりもした。お金持ちの子どもは普段からどデカい箱に入った“大島”や“戦艦島”“宝島”など持っていて羨ましくてたまらなかった。
とにかく幼少期の数年間はロボダッチに夢中になった。
それが小学校中高学年になるとガンダムやらファミコンやらがセンセーショナルに現れ席巻し、ほとんどの子がそれらに心を奪われ、幼少期にあれほど遊んだロボダッチのことをすっかり忘れてしまい、捨てたり玩具箱の下の方に置き去りにした…。
そんな体験の人いるんじゃないかな?
(だから僕は大人になってもロボダッチを裏切ってしまったような切なさがずっと残っている)
ロボダッチはアニメにもならなかったし、一般的にはマイナーな存在なのだろうけど、実は幼少期に触れた人はとても多くて、かなりの人の記憶の片隅に残ってるのではないか。
今回の企画はそんなロボダッチを、長く愛し続け活動しているトモダッチの方々に「ぼくとロボダッチ」という共通のタイトルにて寄稿して頂き、50周年に向けてちびちびと盛り上げていこうかというもの。
どんな方の寄稿があるかは乞うご期待だっち。