鞭の打ち方に関して来る質問で気になる3つの事。 | 体験的SM論とSM事故&緊縛事故などのトラブルについて

鞭の打ち方に関して来る質問で気になる3つの事。

1,鞭を打っていると肘が痛くなるという打ち手。

2、一本鞭の芯の部分を普通のバネの様に、思いっきり曲げて引っ張る様にして打って芯を折ってしまう打ち手。

3,血のション〇〇が出たと笑う打ち手。

 

この三点にさらっと書いて行きたいと思います。

 

先ず1の「鞭を打っていると肘が痛くなる」に付いてですが・・・

よく質問を受ける内容に、鞭を打っていると肘が痛くなるというのが有ります。

特に、重いバラ鞭や長いor重い1本鞭を打つ時に起るようです。

これは、大きな原因は幾つか有るのですが、要するに鞭を振る時に肘に負担を掛けてしまっているからなんですよね。

 

だから、力任せに打つ人に多いのです。

 

取り敢えずの解決策は2つ。

 

腕力で打とうとしないで鞭を振る時の遠心力・鞭の回転を理解し、骨格を意識して肘の向きや動きにも注意して振る事。

そして、対象に当てる時に、ちゃんと肘を伸ばす事でかなり解決します。

慣れれば鞭かしい事では有りませんからね。

 

次に、2の「一本鞭の芯の部分を普通のバネを気かく様に曲げて引っ張って打って芯を折ってしまう」です。

 

まぁ、(スネーク系でなければ)柄部分(グリップ)部分を持って先を曲げればバネの効果が有るので、やってしまうのも分からない訳ではないのですが・・、まぁ、軽く打つ時は私も軽く鞭を曲げて打つことはありますが、程度が有ります。そこまで芯のバネ力に頼るのはダメで、壊すだけです。

 

一本鞭はバネ効果が有るのでバラ鞭よりは振り易い鞭では有りますが限度が有るのです。

もう一度打ち方その物を考え直して貰いたいと思います。

 

そして3の「血のション〇〇が出たと笑う」です。

 

いわゆる巻き鞭をする時に狙いやすいのはウエストなんですよね。

ぶんぶん振り回してコントロールが悪ければ、胸を狙えば顔に、尻を狙えば膝に当たりますからね。

だからウエストを狙う巻き鞭が多く見られるのかもしれませんが・・・、たまたま当たってしまった場合は仕方ないにしても、狙うのはどうかと思ってしまうのです。

 

理由は、肋骨の下部分は骨で守られている訳でも無く筋肉や脂肪等だけ。

でもその中には肝臓や腎臓という大切な臓器が内蔵されています。

よく、ボクサーがボディブローをねらって打ちますが、あれは単なるダメージを狙っているだけではなく、腎臓内臓機能を低下させて動けなくさせる為でも有るんですよね。

 

そう、腎臓のダメージの症状の1つが血のション〇〇になるのです。

まぁ、ボクシングは高額のファイトマネーでしかも格闘ですからね。

お互いが納得した上で行っている行為だし、否定する気持ちは有りません。

 

そして・・・、確かにSMも相手を痛めつける行為の部分も有りますが、後々の身体的ダメージを与えてしまう行為は、頸動脈締めで受け手を落として気を失わせたりも含めて、私は推奨出来かねるのです。

だから、私は落とすまではしないのです。この後遺症については他の機会に話したいと思っています。

 

まぁ、「血のション〇〇が出た出た」と笑うのは、私にとっては「緊縛したら手が下垂した」と受け手を笑っているのと同じ行為にしか感じられないんですよね。

 

因みに、例えば150cm位までの鞭ならば距離の近いし、ちゃんとしたコントロールテクニックを身に付ければそんな事は有りませんので、胸周りや尻周りにちゃんと巻く事は十分可能です。

 

気になる点3つをざっと書きましたが。皆さんがどの様に感じられるかはご判断をお任せします。

 

尚、テクニックを含めて詳しくは「三和出版いますぐデキる!調教鞭の打ち方」を参考にして下さい。

または、うちに来れば無料で指導していますので、気楽にTwitterからDMをいただければと思っています。。