緊縛が親にバレた。 | 体験的SM論とSM事故&緊縛事故などのトラブルについて

緊縛が親にバレた。

以前も書いたことが有る様に、私の若い頃の緊縛やSMに対する世間一般のイメージは、人でなしの行為とかDV扱いが普通で893がやっている行為だと勘違いも多かった気がします。

まぁ、行為を文章化すれば、「縛って叩いて・・・」ですからね。

知らない人から見れば理解出来ない考え行為、性的嗜好ですから仕方ない事だと思っていたし。。、時代と共に理解者が増えればとも思っていました。

 

でも、最近は、「俺S、私M!」とか会話の中にSMな会話が出て来るようになって来たし、若い人達でも「縛られてみたい」とか緊縛に興味を示す人達が増えて来ているので、世の中の緊縛やSMに対する理解度は含まって来たのだと思っていました。

 

まぁ、特にうちに来る人達はSMや緊縛の話なんて当たり前の様に飛び交っていますし。。、ご主人や奥さんの公認で緊縛をしている人も増えて来ましたしね。

これは、私が表に出て頃にはほぼ考えられない事だったので、やはり理解度も深まり広がって来たのだと思っていたのです。

 

ところが、この数か月の間に20代の女性数人が緊縛事故後遺症が親にバレて、緊縛をしていることまでが親にバレたというケースが続いたのです。

 

そしてその時の親の反応は、部屋の中を家宅捜索され関係本やDVDグッズを没収されたり、関係者の連絡先を全て消せと言われたり、目の前で消さされたり・・、「カウンセラーに診て貰いなさい」とか「心療内科に連れていかれた」とか、急に(社会人なのに)「門限が出来た」り、監視の目が厳しくなったというのです。

 

正直な話、私としてはショックで、「今の時代でもこんな感じなのかと驚きや憤り」も感じました。

 

でもね、まぁ、愛娘が誰かに縛られて喜んでる図は親としては想像も理解もしたくないのでしょう。

実際「もっと道徳的で倫理的な生活をして欲しい」と泣かれたケースも有るようですからねぇ。

そう、結局は、他人事ならば「今はそんな時代なんだ」と思えても、いざ身内となると理解したくないのだと思います。

また、相変わらず主に危険な関係の人達が行っている行為で、娘がそんな危ない世界に足を踏み入れてしまっているという感覚も有るのかもしれませんしね。

 

うちに親が来たケースでは、話をして理解を求める事もしましたが・・・、理屈は理解しても娘の行為は理解したくないのが本音だと感じました。

これが縛り手で男ならば、また結果・反応は違ったのかもしれないのですが・・・・。

 

何時になれば、もっと理解が広がり深まるのか・・・、時間が掛かるのでしょうね。

 

非常に残念なのですが、親の考えを変えて貰うよりも心配かけない様に隠す方が良いのだろうと思っています。

その為には、本やDVDやグッズ等は徹底的に隠す事。

そして、縄痕・擦過傷等も長袖やパンツルックで隠したり、同居の場合は風呂に入る時も細心の注意をはらう事が必要だと感じました。

 

つまり、親に理解を求めようとするのはかなりリスキーだし…、時として残酷だという事なのです。

 

残念ですが、仕方ないと思わざるを得ません。