一寸先もワンダフル

一寸先もワンダフル

フードファイターな愛犬・春平(お空組)。おかしな家族、変な友人、しょうもない日常をひたすら売り飛ばしていくブログです。

特養に居る母の面会に
行って来ました。
 
 
と、言うか面会に
行ってばかりです。
スーパーマザコンなので。
 
 
暖かい快晴だったので
車椅子の母と
特養さんの庭にある
大きな桜を見に外へ。
 
 
(二人で満開の桜が
見たいなぁ~)
 
 
と思っていたので
念願叶い
二人でルンルン
桜の周りを散歩。
 
 
母も嬉しそうに
桜を見上げ
 
 
「綺麗ねぇ…ホントに
何て綺麗なの。
こんなに大きく育って
偉いねぇ…頑張ったねぇ…」
 
 
言いながら
目を潤ませていました。
 
 
綺麗な桜
澄みきった青空
母と
二人きりの時間。
思い出。
 
 
「来年もまた
一緒に見ようね」
 
 
約束して部屋に戻り
 
 
差し入れに
持って来ていた
デコポンを剥きました。
 
(正確にはしらぬい)
 
 
薄皮も剥いて
一房を半分にしてから
「どうぞ~」と
母に差し出すと
 
 
「ありがとう」
 
 
指でつまんで受け取り
口に含み
 
 
「チィが剥いてくれる
ミカンはいつも美味しいねぇ
上品な甘さ」
 
 
(チィ=まっさく愛称)
 
 
ニコニコと
喜んでくれたと思ったら
くしゃっと顔を歪め
 
 
「誰かに…誰かに
ミカンを剥いて貰える日が
来るなんて…」
 
 
そう言って
ポロポロと
泣き始めました。
 
 
「母さんは
じぃちゃんやばぁちゃんに
ミカン剥いて
貰えなかったの?」
 
 
聞くと
 
 
「うん。いつも自分で
剥いてた…」
 
 
「そっかぁ、それは
悲しかったよね。
母さんは長女だったから
自分も小さいのに
下の子達に剥いて
あげてばかり
だったんだろうね」
 
 
「そうなの…いつも
妹たちに
剥くばっかりだったの」
 
 
「そうだったんだね、でも
これからはいつでも
チィが剥くよ。
ずーっとずーっと毎日でも。
だからもう
泣かなくて平気だからね」
 
 
「チィの剥いてくれるミカンは
いつもとっても綺麗。
本当に上手に剥けてて。

あんなに
さかったチィに
ミカンを剥いて貰える日が
来るなんて…

この年になって
こんな幸せな日が来るなんて
夢みたい

 
「ありがとう。
チィも母さんにミカンを
剥けるのが嬉しい。
母さんと食べるミカンが
1番美味しい」
 
 
「お母さんもチィと
2人で食べるミカンが
世界一大好き。
チィと一緒に食べるのは
何でも世界一」
 
 
「じゃあ両思いだね」
 
 
「うふふ、本当ね」
 
(桜の花びらと春ちゃん)
 
 
あ~あ…
 
 
なんで
2026年になっても
ドラえもんは居ないの。
 
 
10分で良いから
お願い
タイムマシン貸して。
 
 
そうしたら
小さな母さんに
会いに行って
ミカンを剥いてあげられる。
 
 
小さな手で一生懸命
ミカンを剥いてる女の子に
「はい、どうぞ」
って「あ~ん」させて
あげられるのに。
 
 (デロリアンでも構わないけど
免許持ってない)

 
母の前でだけ
アラフィフオバサンが
自分を「チィ」と
呼ぶ事をお許し下さい。


「チィ=娘」
と認識してくれるので
認知症の母には
効果があるのです。
 
今度はお寿司
持って行くよ~