服薬をスタートして1週間が経った頃、

Aくんかかりつけの病院の門を叩きました。


Aくんのママが担当のトリマーさんに

てんかんで悩んでいることを相談したところ

紹介してくれたのがこの病院だそうです。


板橋区千川にある動物病院です。

※もし、病院名等知りたい方いらっしゃれば
  コメント下さいね。


完全予約制とのことで、電話予約をして伺いました。

待ち時間がなくて良かったです。


え?

テンチャン?

テンチャンはおうちでお留守番ですよ。


これを言ったらワン友ママさんたちに

驚かれたし笑われたのですが、

電話予約の時に

テンチャンは車が苦手なので

先ずは人間だけで伺っても良いかと相談したのです。


てんかんの時の動画と

一ヶ月以内に行った血液検査の結果があれば

ワンちゃん無しでもOKとのことでした。


動画はへっぽこ(あおえの奇声入り)がありますし、

幸い血液検査はしたばっかり!!


念のため、今までやった全ての血液検査の結果(これは持っていって良かった)と

処方されているお薬の内容が分かる明細なんかも

持っていきました。


夫はテンチャンも連れていこうと言っていたのですが、

てんかんにはストレスが天敵だし、

先ずはお話を伺って

必要あれば次回連れて行くことで

論破しました!!!


そんなわけで、人間オンリーで伺いました。

院長先生が一時間ほど熱心にお話して下さいました。

明るく優しい先生でした。


まず、テンチャンの飲んでいるお薬は

Aくんに処方しているお薬と同じモノでした。

『コンセーブ』という犬用の抗てんかん薬で、

一日二回の服薬です。


W先生に、このお薬はどの位飲むのか聞いた時、

「基本的にはずっと」と言われていました。

ただ、今後様子を見て、

効いてきたら量を減らすなりはするかも、

とのこと。


千川先生(千川の病院の院長先生の略。以下千川先生とします。)は、

Aくんママから聞いた通り

コンセーブを服薬するのは2年間で、

その間にどんどん量を減らして行くと

おっしゃっていました。


服薬中の2年間に発作が起きなければ、

それはもう治っていると言っても良いそうです。

実際この病院で服薬したワンちゃんの

7割りは既に治っているとのこと。


ちなみに、もう服薬を止めていい!と言っても

止めることでまた発作が起きたら…

と恐れて止められない飼い主さんが多いとか。

Aくんのところも実はそうらしいです。(笑)


テンチャンはかかりつけのお医者さんに

基本的にはずっと服薬すると言われていることをお話したところ、

「私のように言うお医者さんは少ないですよ。

  飼い主さんを期待させちゃいけないと思って

  服薬の期間や治るなんてことは

  言わないお医者さんの方がずっと多いでしょう。」

とのこと。


W先生もそうなのかな?

そうならいいな。


W先生からは服薬して一ヶ月位経ったら

お薬が効いているか血中濃度をはかりたいので

血液検査に来るように言われています。

その事も含め、

治療方法についても

「僕はそれでいいと思います。」

とおっしゃって下さったので

ひとまずホッ。。。

W先生を信頼してお世話になろうと

改めて心が決まりました。


勿論、テンチャンがドライブ好きなら

こちらの病院に変えていたかもしれませんが。


ただ、W先生とおっしゃっていることが違ったのが

お薬の効いてくるタイミング。

服薬して一週間ほど経った時、

テンチャンは短い痙攣を起こしました。

W先生にこの事を話すと、

「ごめんなさい!ごめんなさい!

  薬を始めたからって直ぐに効くわけじゃありません。

  だいたい一ヶ月位はかかります。

  ちゃんと伝えてなくてごめんなさい!」

と平謝りでしたが、

千川先生は、

「この薬は直ぐに効きます。

  ピタッ!と止みますよ。

  3日もあれば十分ですけど、

  もっと早くに効果が出ます。

  一週間も服薬して痙攣が起こってしまったのなら、

  てんかんではない可能性が考えられます。

  てんかんのこには本当に良く効くんです。」

とのこと!!!


うおー!うお!うお!

今まで9割り方てんかんと言われてきたのに、

ここに来てのてんかんじゃないかも疑惑。

ほらね?!

私的には、本当にてんかんなのか確信が持てずにいたけど、

てんかんかどーか診断するって

やっぱり難しい事なんじゃないの?!


また、お話していく過程でもう1つ気になることが。

てんかんの場合、

普通1歳位から発症するそうです。

これが、例えば生後8ヶ月位で出たとしても

誤差の範疇でてんかんと診断するそうですが

テンチャンは生後3ヶ月で発症。

これは、あまりにも早いと

千川先生びっくりしてました。

そして、この件も含め、

やはりてんかんじゃないかも、と。

当初  かかりつけの病院の院長先生には、

先天性のてんかんだろうと言われたんだけどな。。。


千川先生がおっしゃるには

てんかんでない場合考えられるのは、

コムスか門脈シャント。

コムスはチワワに多くみられる脳の病気。

テンチャンもチワワMixなので可能性として考えられるそう。

それから、ワンコによくみられる門脈シャントは血管の病気で

手術すれば治るものだそう。


これらの病気か判断するには

やりりMRI検査の必要あり。

他には脳神経の専門医に一度診て貰うのも

いいんじゃないかとのこと。

脳神経の専門医なら、

動画だけでてんかんの診断が出来ちゃったりするらしいです。

(まぁ、私の動画は役に立ちそうにないですが…。
  次があればしっかり動画におさめるぞっ!
  でも次は無ければいいなぁ。)

そしたら、MRIの必要も無くなります。


そんなわけで、

脳神経の専門医に診て貰うなら、と

川口市にある『どうぶつの総合病院』を紹介して下さいました。

※紹介された脳神経の先生のお名前を知りたければ
  コメントでご連絡下さいね。


それから、

やはりてんかんの発作は

ストレスが大き関わっているとのことで、

それを排除してあげることが大切!

避妊や去勢はしていた方が良いそうです。


最初は次のステップとして、

総合病院でサードオピニオン!とも思ったのですが、

考え直し、現状で暫く様子を見ることにしました。


W先生のもと、

一ヶ月服薬後の血液検査をして、

その結果を待ってから考えても良いかな、と。

W先生のおっしゃることを信頼するなら

一ヶ月でお薬が効いてくるわけですし、

その間に痙攣が起きなければ

お薬が効いてきたのかな?

お薬が効くのにはやはり時間が必要だったかな?

やっぱりてんかんで間違いないのかな?

とか考えられますしね。


ちなみに、千川先生から伺ったことで

ちょっと気になったこと。

かかりつけの病院で、

以前(院長先生に診て頂いていた時)、

てんかんの薬を飲ませると副作用の影響で

長生き出来ない的なことを言われたと

千川先生にお話したところ…

それは間違ってはいないようでした。

コンセーブが出る前のお薬は、

肝臓に負担がかかるのは間違いないことで、

加えてワンちゃんはボーッとしてばかりで

感情の無いこになっちゃったりするんですよ、と。


そこで私、

???

コンセーブっていつ頃から出たお薬なんですか?

と。


結果、2年前位に出たお薬だそうです。


えー!!!

医学の進歩を目にした瞬間だよね?!

ってか、2年の間にそんな薬が出ていたって情報

全く入ってこなかったし!!!

それってかかりつけの病院で教えてくれても良かったんじゃない?

でも、まぁ、

獣医師乗り換えたりしてたし、

そんないいお薬が出たとは知らないから、

副作用の強い以前のお薬は飲ませたくないと思って

あえててんかんのことで受診はしなかったわけで…。

それはそれは後悔なのですが。。。


コンセーブの場合、

副作用は下痢や嘔吐だそうです。

千川先生曰く、

「3ヶ月に1度でも発作が出るなら

   コンセーブを飲ませることを私はすすめてます。」


今年に入って何度も何度も発作が起きていたテンチャン。

脳に与えたダメージはどのくらいだったんだろう。

もっと早くにお薬を飲ませていたら…。。。


ただね、ちょっと分からないのは、

コンセーブが出たのが2年前だったとすると、

ここの病院の治療方法である

2年服薬してからお薬を止めるって治療を終えたのは

本当につい最近のことになるよね?

それってまだ様子見の段階だったりしないのかな?

もう治った、と言い切ってしまえるほど

実績になる時間が経っていないような気がします。


今の世の中、

イッターネットには色んな情報が溢れています。

医師から頂く情報もその医師によって違ってきます。

何を信じるか。

自分に必要な情報をどうやって振り分けるか。

それはとっても難しいことだけれど、

弱い頭で必死に考え

手探りでどうにか進んでいこうと思います。


先ずは、これにて経過報告終わり。

服薬一ヶ月後の血中濃度測定など行ったら

また経過を書いていきます。

こんなへっぽこの情報ではありますが、

誰かの何かのお役に立てれば幸いです。


なにはなくとも、

セカンドオピニオン行って良かったです。

一気に新しい情報が入ってきて

頭の整理に時間がかかりましたが(笑)

ちなみに、千川の病院は保険の窓口精算ができませんでした。