池江里佳子が「今までの努力は何だったのか」と言葉を詰まらせ悔しがる。

金メダル確実と見られていた阿部詩の会場内に響き渡る号泣が切ない。

金メダルが有望視されていた江村美咲(日本選手団旗手)は韓国の選手に敗れた。

 

逆に、スケートボードでは14歳や15歳の少女がいとも簡単に(そう見える)金メダリストと銀メダリスト。不公平感を感じるのは自分だけか。

 

そもそもスケートボードがオリンピックの種目なのか。一輪車やボウリングなどのような「ワールドゲームズ」(これも4年に1度開催)の種目でいいのでは。オリンピックの出場には年齢制限はないのか。義務教育就学中の生徒が五輪を目指すことに無理は生じないのか。

 

スケートボードの競技人口はどれほどか。おそらく、水泳や柔道、バスケットなどと比べ格段に少ないだろう。競技人口が少なければオリンピック出場の機会は大きくなるし、メダル獲得も可能性も拡大するだろう。

 

しかも、年齢から見て、スケートボードの選手の競技歴は短いはず。競技を初めて数年で五輪出場という選手もいるのではないか。

金メダルと銀メダル受賞の2人には最大の賞賛を送っていいと思うが、血の滲むような努力を続けてもメダルの遠いアスリートたちのことを考えると、ちょっと素直になれない自分がいる。