♪「両手を回して  帰ろう 揺れながら  涙の中をたった一人で」

「星屑の町」は昭和37年(1962年)三橋美智也の大ヒット曲である。作詞は「上海帰りのリル」でも知られる東条寿三郎だ。

 

東条寿三郎が旅の途中夜汽車から見上げた遠野の星空に感動して作ったもの、それが「星屑の町」だった。晩年、東条自身がそう話したという。「星屑の町」は遠野がモデルだった!

 

それを聞いた遠野の人たちが沸いた。著作権等の許可を得て「星屑の町」を時報メロディーにした。それ以来数十年も夕方になると「星屑の町」、そのメロディーが流れるのだ。

 

ところで、「両手を回して」とはどのような動作なのだろう。まさか前田健太の腕振りアップのような回し方ではないだろう。

両手を後ろに回して、つまり「両手を後ろ手に組んで」のことではないか。お酒でも飲んで少し酔い、「揺れながら」帰宅する情景なのか。

 

長い間そうかなと思っていたが、あるサイトに東条寿三郎自身が語ったという「腕振り」の説明があった。それをコピペさせてもらおう。

 

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「両手を回して」とはどういう意味かご存知ですか?以前、NHKのクイズ番組で「日本人の質問」と言う番組で、視聴者の方が「『星屑の町』にでてくる『両手を回して』とはどういう動作なのですか」という質問の手紙を出して、それがそのままその番組の問題に使われていました。その答えを番組のスタッフが作詞家の東条寿三郎さん本人にインタビューして解答してもらっていました。

それは、蒸気機関車の動輪のように腕を伸ばして体の側面で回すことなんだそうです。昔の子供たちが蒸気機関車を真似て遊ぶときの動作を表現したのだと話していました。つまり、蒸気機関車に揺られて、夜の明かりが窓から見える都会を離れて故郷に帰る時の心情を歌った歌詞ということでした。

 

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そうだったのか。蒸気機関車の動輪のように両手を回すのか。う〜ん。。