車体の両サイドがほぼ垂直に立っており、天井が高いこともあいまって、広々空間で延びやかに運転できる。荷台が予想以上に広く、なるほどこれなら家庭用冷蔵庫(250キロ以内)ならどんなに背高な冷蔵庫でも運べるサイズだ。刈り払い機は立てて、回転歯の下あたりを荷台のフレームに縛るなどして固定できる。早速荷台フレームにゴムバンドを2本取り付けた。

 

昭和末期から平成まで約30年間軽トラ、ホンダアクティに乗った。セカンドカーとして使用した時期もあるが、通勤や買い物、出張など、メインに使った時期もある。宮古から盛岡まで往復しているうちに眠くなることがよくあった。ドライブインなどの駐車場に停めよく仮眠を取ったものだが、軽トラの座席はリクライニングができず、窮屈な姿勢でよく眠れたものだ。

 

今日は早速遠野まで乗り出し、ファミリーマートの駐車場でシートを倒し眠ってみた。当然だがフルにリクライニングできるからのびのびと寝られる。眠くはないが、昔のアクティを思い出しながら目を閉じた。いつの間にか眠っていた。エアコンも標準で付いており快適に眠れた。

 

アクティはエアコンが付いてなかった。左右の窓の開閉も手動だった。ハンドルをぐるぐる回しながら窓の開け閉めを行った。ブカツの道具を軽トラに積み込みあちこちと移動しまくった。雨が降ると荷台にシートをかけ、それでも濡れる恐れのあるものは助手席と助手席の下に積み込んで運転したものだ。

 

デッキバンは全天候型の荷台もあるが、後ろの座席を畳んで収納すると広大なカーゴルームになる。これなら大きな荷物も積み込める。助手席にも積み込めるから引っ越しの手伝いには重宝しそうだ。それなのにいざと言う時には合法的に大人4人が乗れる。リクライニングもできる。まさに軽トラと商用バンのいいとこ取りなのだ。

 

まだまだ分からない所が多いハイゼットデッキバン。エンジンはどこにあるのだ?アクティは後ろの荷台の下にあった。つまり前輪と後輪の間にエンジンを積む、いわゆるミッドシップタイプだった。このレイアウトはたぶんアクティの独擅場だったはず。では、ハイゼットはどこにエンジンがあるのだ。

 

ボンネットが少しだけあるからここか。いや、トリセツを見ると助手席のシートを起こすとそこがエンジンルームのようだ。しかし、まだ見ていない。まだエンジンルームをのぞき込んでいない。バッテリーもそこに入っているのか。アクティのバッテリーは荷台の下だった。カバーも付かず、ただバッテリーがそこに鎮座していた。

 

基本中の基本であろうが、給油口を見つけることができない。どこにあるのだろう。トリセツを見ても、給油口について書かれているページに給油口の位置や開け方が書いてないようだ。後で試行錯誤しながら給油口を探すことになろう。