Amazonプライムは、年間プラン5,900円(税込)または月間プラン600円(税込)で、Prime Video、Amazon Music Prime、Amazon Photos、Prime Reading等が追加料金なしに受けられるというもの。

 

この中で一番利用しているのがPrime Videoだ。新作から旧作、名作まで映画が多数配信されて、一部を除き見放題なのだ。映画好きにはたまらない。好きなアクション映画が特に多数配信されっている。

 

007シリーズは第1作目の「ドクター・ノー(公開当時は「007は殺しの番号」)から最新作の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」まで全25作品が配信されている。半分ぐらいは映画館で観たが、観ていない作品もある。またレンタルビデオで昔見た作品もある。

 

無料配信は期間を区切っており、無料配信期間終了後は有料でレンタルとなる。007シリーズの無料配信があと1日ぐらいになった。無料配信期間内にほとんど観たが、数日前に見放題が終了することを知った。残念だがしようがない。

 

見放題終了前にもう一度見たい。まず、バハマの水中アクションが新鮮だった「サンダーボール作戦」。アバンタイトルではジェットエンジンを背負い垂直に上昇し空を飛ぶボンド。3日前に見直した。やっぱりショーン・コネリーのボンドはいい。

 

今日もう一度観た作品は第6作目の「女王陛下の007」(ピーター・R・ハント監督、1969年)。ボンド役はオーストラリア出身のジョージ・レーゼンビー。ボンドガールはダイアナ・リグ、ブロフェルドはスキンヘッドのテリー・サバラスだった。

 

 

ジョージ・レーゼンビーはショーン・コネリーに比べられ、風格がない、アクションもへたとされ、映画は興行的に失敗だった。ボンド役は6人の俳優が演じたが、一作品のみはこのジョージ・レーゼンビーだけ。本人からもうこれ1作だけにしてくれと言ったのだとか。

 

しかし、この映画をシリーズ最高傑作と評する人もいる。

2時間半近い対策だが飽きないで見られる。ジェームズ・ボンドガールは本気で女性を愛するラブストーリーで、ついには結婚する。相手の女優はダイアナ・リグ。歴代のボンドガールの中でも最も可愛い女優だ。イチャイチャしながらデートするシーンもあるが、まるでラブコメ。

 

 

後半からのアクションは息をつぐ暇もないほど。ゴンドラの回転部でのアクションはまるでチャップリンの「モダンタイムス」。その後はジェットコースタームービー。雪山をスキーで追われ、カーチェイスがあり、雪崩に遭う。ボブスレーコースでの超高速チェイスもある。ジョージ・レーゼンビーがアクションが下手と言ったのは誰だ。十分に上手でないか。

 

そして衝撃のラスト。最新作の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」にもつながるラストに涙が出る。最初は違和感もあったジョージ・レーゼンビーのボンドだったが、見終わる頃にはこのボンドもいいじゃないか。一作品だけで降りてしまうなんてもったいないと思えてくるのだ。

 

雪山のてっぺんで作っていたのは細菌兵器オメガウィルス。新型コロナウイルスのオミクロン株のことを思い出した。オ・メガウィルスにオ・ミクロンウィルス。メガとミクロンは対立語、いや同族語?