小雪が舞う中を遠野インターから釜石道に乗り花巻へ向かう。

制限速度はずっと50キロだった。積雪があるわけでもなく、凍結道路でもない。二車線区間になるとほとんどの車が追い越して行く。追い越されたのはもちろん私のインプレッサ。

 

かっぱ寿司花巻店で昼食を取る。

ウィークデーであり、昼食時間でもがら空きだった。それでも受付機で人数と希望席(カウンターかテーブル)を入力し、出てきた紙片を持って長椅子で待つ。しかし、誰も来ない。案内してくれるはずの女性スタッフが来ないのだ。

 

空いている席にどこにでも座っていいのか。店内を歩き、女性スタッフがいたので聞いてみた。

「受付後、待っていても誰も来なかった。どこに座ってもいいのですか」。

 

すると、「受付シートに書いてある番号の席にお座り下さい」。

えっ、そういうことだったのか。紙片を見ると、確かに「〇〇番のテーブルにお座り下さい」と書いてある。

久しぶりの回転寿司の受付に戸惑い、恥ずかしくなった。

 

席に着き、お茶を飲み、さあ、食うぞ。

 

回転寿司とは言うが、今やレーンは動いていない。つまり寿司が回転していない。タブレットから注文した寿司は流れないレーンの上、以前からあった新幹線レーンのトレイに乗って運ばれてくる。注文の寿司を取ったらタブレットの返却ボタンを押すと、新幹線トレイは厨房に戻っていく。

 

タブレットの液晶画面が小さくて老眼の目にはキツイ。立ち上がって半腰の状態でメガネを外して寿司をタップする。非常にカッコ悪い。後で気づいたが、タブレットは取り外しができたようだ。テーブルに置いてゆっくりと見ながら注文できるのに、半立ちの状態であれこれと押したり戻ったり。あ〜恥ずかしい。

 

食べ終わったら「会計ボタン」を推し、女性スタッフが皿の枚数を確認するものだと思っていた。以前は確かにそうだった。しかし、タブレットに「会計」ボタンがない。

 

会計処理は必要ないようだった。受付の紙片、テーブル番号の記載されたシートを支払いカウンターでスキャンさせるだけだった。皿の枚数や合計金額が瞬時に分かる。その場で現金やスマホなどのキャッシュレス決済で簡単に支払いが完了する。なるほど、これなら従業員が少なくて済む。

 

さて、花巻市内で3店舗(メガネのおくやま、〇〇〇〇ホンダ、ユニクロ)で買い物などの後、また釜石道で遠野に向かう。

 

50キロ制限は依然として解除されていない。宮守インターを過ぎた辺りで、パトカーが2台の車の後ろに停まり、速度オーバー車を検挙していたように見えた。しかし、一度に2台の車をつかまえるか。同じ速度で走っていた2台だとしても捕まるのは後ろの1台だけだと思うが、警察官がまさに前の車(軽車種)の窓に頭を突っ込んで女性ドライバーに何やら話している。

 

あるいは、追突事故で警察を呼んだのか。しかし、2台は何も異常はなかったようだ。2台の車から降りている人もいなかった。見るからに速度オーバー車に青切符を切るために停車させたようだった。しかし、50キロ制限の自動車専用道路で取り締まりを行うのか。

 

パトカーが、速度超過で走る2台の車両を後ろから追尾し、止まるように指示を出したとしても、2台とも停まり、2台ともに違反切符を切られることがあるのだろうか。

 

常識的には1台目の車両はそのまま走り去り、2台目の車だけスピード違反で検挙されると思う。正直すぎる前の前の女性ドライバーもパトカーの指示に従い停まってしまった、そんなシチュエーションのようだった。