今年のDeNAはなんかおかしい。攻守にちぐはぐ、目を覆いたくなるミスが目立ち、投手交代に精彩がない。監督のカンは全く冴えずに、中継ぎ陣は疲れ、打つべき人も打てなくなった。まるで勝ちを忘れたかのように、楽勝ペースが2アウトから大逆転を許してしまう。あ〜、 もう見ていられない。

 

   特に先日の巨人戦(新潟)。新潟出身の女性オーナーの観戦する中、宿敵菅野を攻略し5ー1!今日は勝ったと思った。オーナーもさぞご満悦だったことだろう。

 

  しかし、あの7回2アウトからの四球で歯車が狂い出した。三嶋など中継ぎ陣が崩れ、2アウトから7失点で逆転を許してしまう。敗戦投手目前の菅野に勝利投手まで献上してしまった。菅野は笑いが止まらなかっただろう。

 

  オーナーの眼前で何という無残な、ぶざまな負け方をしたことか。こんな試合をしていたらファンの我慢も限界だ。阪神が甲子園で巨人に6連敗を食らった頃に掲げられた「暗黒時代」のボードを貸してもらったらいい。

 

  セリーグだんとつ最下位で浮上の見通しは暗く、ついに週刊御意見番、あの張本が言った、「ラミレス監督の休養あるかも」。おっと、そこまで言うのかい、禁句ともいうべき言葉を全国放送で。

 

  ラミレス監督も4年目。そろそろ金属疲労も出てきておかしくない。セリーグでは広島緒方監督の5年に続き長い。その広島も今年はぱっとせず、パリーグでは5年目の工藤監督率いるソフトバンクもロッテに4-0から大逆転をくらうなど、付け入る隙を見せている。

 

  ✳︎日本ハムの栗山監督は8年目。

 

  セリーグでは新しい監督が流れを作っている。今年監督が変わったのが巨人(原)、阪神(矢野)、中日(与田)だ。監督は3人とも名字が2文字。

  2年目のヤクルト小川監督は主力メンバー落ちでも巨人に連勝するなど、頑張っているじゃないか。

 

  DENAも新しい監督をという考えもあるだろう。しかし最下位だったDENAを就任初年でAクラスに導き、2年目はなんと下克上で日本シリーズにまで出場したのだ。これは誰のおかげか。