ワインBAR🍷closeのプレートを無視して

ドアを開けると


マスターWさんが

いつものようにカウンターに立っていました。



W

『引っ越し作業どう?』



「バタバタよ!

ホントに引っ越し出来るのか分かんないくらい、すすんでないんだよね?!」



W

『お疲れ様。赤でいい?』

赤ってワインの色のことね



「ううん。

飲んだら作業出来なくなるからお酒は遠慮かな。」



『少しくらいなら平気でしょっ!』



「あっ、車で来たし、

これから、荷物取りに行く場所あるから」



『そっか。なら、紅茶いれるね』



と、ここから、

引っ越しの経緯など、

たわいのない話をして



『お店、寒いから2階に上がらない?』

ちなみに、2階は5人くらいの団体仕様のスペースです




「そんなに長居出来ないから、

このままでも大丈夫だよ」




『引っ越し前にして、風邪ひかせるわけにもいかないし。』




「それも、そだね」



2階に移動して、

マカロンと入れ直してもらった紅茶

いただきながら


仕事や互いのパートナー感など

それこそ、普段、BARでする会話をしていました。



Wが私の横に座りなおして

『したくならない??』


何を?って頭に思ったまま


「何を?」




と同時くらいに

Wが私を抱きしめようとしてきた



のを



反射的にかわして

(条件反射です👍)



「えーーー。無理無理」

そろそろ、気づいた私です。



『何が、無理??』



「今から、Wさんがしようとしてること。」

そろそろ気付いた内容があってると思うけど、違う??




『なんで?』



なんで?って何?!

気づいた内容、違うのか??

いや、あってるはず!!


「増えてる体重と

重力に負けてるラインに対して

私のプライドが許せないからよ」



『気にしないよ。』

ピンポン。あたった!





だったら

そろそろ、気付け!

そっちのプライド、

傷つけないように言葉、

選んでるのに




「私は気にするよ。」





『なんで?綺麗だし、可愛いよ』

この場合、言わせて。

知ってるよ、私、可愛いよ、たぶん



褒めたら抱ける?

みたいなルールありませんからーーー!



「ありがとっ。

なら、尚更、その幻想のままでいさせて。

そろそろ、時間だから、行くね」



と、お店をあとにしました。



で、Wを相手に吐き出せなかった言葉


吐き出させてください。



この歳になって、旅先で出会った〜アバンチュールみたいなこと、誰がするか!


は?


客なら手を出さないけど、

引っ越ししたら

客ではなくなら、

やっときたい?!

って、やっぱり

陳腐な男


本人、モテると思ってっから、

誘えばデキると思ってるんだろうけど、

タイプじゃありませんから。

実際、イケメンじゃないし、

全然!


何より、マカロンと紅茶で、

やれると思うな!


離婚して、寂しい女だと思われてる?

全くもって失礼な話です。



引っ越し前にして、良い勉強になりました。


これが、

もし、

私のタイプの男性だったとしたら?



ぶるぶる😱

ないない😱



私、今、息子にしか集中していませんから。



点いたり、点かなかったりだった

玄関の電気(点くようになったよ)

やっぱりレトロです