コンプライアンス部が動き出し、テテは、聴取の日々から、自宅待機の日々に移行していきました。



コンプライアンス担当者のHさん



前代未聞なことをしたテテの処分を、会社とともに決定するにあたり、発覚の7月から1月までの6ヶ月もかかりました。



当初は、契約内容変更を勝手にしたとは言え、家族のもの。



これで、彼をクビにしたら、結局、困るのは、私だろうと配慮があったからです。



「ご厚志、ありがとうございます。


ですが、今回、本人がしたことは、1歩間違えば、犯罪だと思っています。


家族のものだから、良いだろうと甘くみて、同僚を騙し、巻き込んだことは、許されるものではなく、また、いつ、今回のようなこと、もしくは、それ以上のことを繰り返すかわからないのが、テテという人間です。


私は離婚も念頭においておりますので、適性な処分をお願いします。」



Hさん

『お気持ちは、わかりますが、離婚されるにしても、彼が無職になるのでは、結果、ご家族がお困りなるのは必然。


弊社のことを考えての奥様のお言葉を受けて、処分においても、熟慮させていただきます。』



で、Hさん含め、テテという人間をどう処分して良いのか時間がかかったのです。






コンプライアンス違反発覚の少し前、


テテを返却する頃、お金の使い方が異常で、その原因がギャンブル依存症だと発覚し、

私は、ギャンブル依存症の家族教室に通っていました。



実際、

テテがギャンブル依存症の程度がどれくらいなのか、

重症化すると、どんな思考になるのか

家族としては、どう対応するのか

など、色々と教えていただきました。



返却中のテテなので、

シマみにも



「息子のギャンブル依存です。対応や症状など、学べる教室があるので、お住まいの地域で、自治体の無料教室なので1度、行かれるといいですよ。」



と参考の資料をポストインするとともに、電話で、勧めました。



『なんで、本人が行かないのに、私が行かなきゃいけないのよー!』



「私も教室で教わったのですが、本人が教室に来ることは、なかなかに難しいらしいみたいですよ。

行かれたら、本人への対応など色々とわかること、ありましたよ。」



『仕事で忙しいのに、そんなことに時間なんて無いわよ!』



やっぱりね。



頭痛いし


の次は


仕事で忙しい



どうであれ、自分の主張のみ





私は伝えました。

「私は元々、他人なこと、わかってますか?」


『何? おどし?』



「事実を伝えたまでですよ」



『離婚でもなんでも、別れればいいじゃない。



「そうですね。」



話すだけ、無駄ですね。




からの2.3日おいて

コンプライアンス違反

発覚



この頃



私は、戦い方を模索していました。



なかなか、クビにしない会社



クビにはならないと高を括っているテテと



テテの親



離婚というカードも含めて