もう1人の振り回された人



10歳だった女の子の弟



つまりは、愛の逃避行をした男の息子




彼は、まだ、園児くらい幼かったため、

父親が行方不明のとき、親戚の家に預けられてました。



色々な大人の事情は、

その時も、

成長の過程でも、あまり理解せずして過ごしたことでしょう。



ただ、荒れる姉を見て育って、なんとなくは理解していくものの、彼はグレることなく成人しました。



なので、彼が父親の逃避行をどう感じたのかは、私には、わかりません。



そして、父親の不倫が彼の人間形成にどう影響したかも、わからないので、彼の成人後を書いてみたいと思います。



学生時代、彼は常に何股も交際女性がいる青春を過ごして、社会人。



な彼は、例に漏れず、授かり婚。



さてさて、年貢を納められる?!



はずもなく、父親になっても、自由恋愛。



愛の逃避行をした父親とは、少々、違うが、妻や子どもを大切に出来ていない点は、血を争えないのかも。



彼は、自分の父親が、本気(マジ)な恋をして、家族を捨てて、逃げたこと、この頃には、理解していたはず。



彼は、姉が妻子ある人から略奪して苦労している現実も、理解していたはず。



けれど、記憶の片隅にある一時期、親戚の家に預けられた寂しさに蓋をして、妻にバレなければ、いや、バレたとしても認めなければ、家族としてやっていけると思っていた。



事実、妻は知っていても、泳がしていた。



子どもが3歳、

何より妻は夫を愛していたから。



けれど、娘の落ち込む姿を察した妻の親は、実家に娘と孫(男の子)を連れ戻した。



どちらに舵を切るのが良いのか、話し合いの期間に



男の子は、実家にある池に落ちて、天国に連れて行かれてしまいました。



大人の色んな感情と後悔の中、我が子を失った男と女。



かつて、自分も父親の逃避行で寂しい思いをした記憶。



けれど、離婚することなく、キャッチボールしてくれた父親の存在。



男は弱かった。


色んな意味で弱かった。


そして、男の横で、気が狂わんばかりに、憔悴した女。



3歳になったばかりの 可愛い盛りの息子を失った母親。



突然、我が子を失って、失った痛みを共有することで、夫婦は共に時間を過ごした。



互いにの痛み


互いの弱さ


共有する時間の中で


すぐに新しい命を授かった。



きっと、ここから新しい家族として歩むことが出来たなら?


しかし、現実は、互いに互いを責めて、向き合うことなく、離婚した。

(再構築中、不倫をしていないものの、やっぱり不倫を疑われるし、疑う気持ちも理解出来る。)


結局、次男が、2歳になった頃


長男が、3歳で亡くなって、乗り越えることなく、離婚した。



男は、家族に向き合えない 言い訳として


『自分は弱いから。』



彼は、長男を失ってはじめて、自分の不倫を後悔したものの


妻は、最愛の息子を失って、また、息子を失う恐怖に怯えて


互いに腫れ物に触るような家族の空間



離婚後、男は再婚し家庭を持ってます


もちろん、今のところ、不倫はしていません。


離婚後、女は最愛の息子を大切に大切に1人で懸命に育ててます。



愛の逃避行をした男の息子として、彼の人間形成にどう影響したかは、わかりません。


何の影響も無いかもしれないし。






今日は母の日


母は強し!


でも、強さは、色んな強さがあって良いって思います。


そして、母である前に、誰しも、人としての弱さは、あって当然。


世の中のシングルで頑張ってる女性が、頑張りすぎませんように。


そして、どの母親も、1人で抱え込みませんように。




長女はワイン🍷を


次女はティラミスをプレゼントしてくれました。


お小遣いの少ないチビテテは、お花を選ぶことをしてくれました。


毎年思うことですが、

クズな自分を母親にしてもらえてる子どもたちに感謝ですし、

母の日にプレゼントを貰うことが、少々、恥ずかしくも感じるところです。(^人^)



普段、頑張ってる世の中のお母さんが、今日くらいは、少し、ゆっくり過ごせますように。