嘘をつかれ続けると、何を信じて良いのかわからなくなる。
家族に戻りたいと言った言葉は?
自分の子供ではない可能性もあるって言葉は?
そもそも、私たちの存在って?
眠れていない心と頭は、そろそろサインを出していた。
お風呂上がりのBM夫に
「明日からは、帰れる時は帰ってきてね。 Y市へ移動しても、出来る限り帰ってきてね。」
救命救急の人間が片道一時間弱のところから、通うなど、答えは 『無理』だとわかっていて、口にだした。
思っていたとおりBM夫は
『わかった』と答えた。
本当に嘘ばっかり、むしろ嘘だけだ。
けど、壊れはじめた心は、嘘だとわかっていても、その嘘にすがりたかった。
その夜から、家族が川の字で寝ることで、BM夫の中の私たちの存在を家族として、擦り込もうと、私は必死だったと思う。
眠れない時間、BM夫と子供たちの寝顔を見つめながら、いちのに壊されてなるものかと、夜があけてからの行動を腹にくくった。
そう、
弁護士を介して、法的に引きづり落としてやる!!