途切れてしまっていた入院の話の続き。
入院初日は、夜まで4人の大部屋で過ごしていたけど、「今晩は一時間おきに採血をしなければならず、その度に泣くだろうから他の子を起こさないように今日だけ個室に泊まりましょう」と先生に言われ、個室に移動。部屋にはソファーもあったので、本当は付添は一人なんだけど最初の夜だけばあば(私の母)にも泊まってもらうことに。ばあばはソファーで、私はベッドで娘の添い寝。でも本当に一時間ごとに採血に来るので、やっとウトウトしても起こされ泣く娘を見て、どんなに代わってあげたかったことか。どうして私じゃなくて、1歳になったばかりのこの子なんだろう。採血が終わると疲れきってまた眠りに落ちる娘を見て、申し訳ない思いでいっぱいでした。先生が来るたびに「もうやめて!寝かせてあげて!」と叫びたくなりました。仕方ないんだけどね。でもやっと寝たのに起こされ不機嫌な娘がいたたまれなくてしょうがなかった。娘が産まれた時のことを思い出させるような、長い長~い夜でした。
朝になって、病室の電気が点くと、外も明るいし、ほとんど寝ていないけれどちょっとスッキリした気分に。なんだか、その頃にはふっきれた、と言うか、洗面所で顔を洗う付添のお母さんたちや、朝の病院の様子を見て、「よし、これからはここで入院生活が始まるんだ。しっかりしよう。」と思えるように。朝ごはんに初めての病院食が出るので、看護婦さんがインスリンの注射を打ちに。それを見て「これが自分で出来るようになるのかな」と不安になったけれど、早く退院するために教えられたことは意地でも覚えようと思いました。お世辞にもおいしそうとは言えない病院の離乳食には、やはり娘は食欲がわかなかった様子。いきなり低血糖になり(娘の様子は変りなかったけど)、「ご飯も食べないからグルカゴンの注射かな。準備しますね。」と先生。でも、大好きな卵ボーロをあげたらモリモリ食べる。結局準備してくれた注射は必要なしに。点滴をしていたのもあるのかも。そして娘は、廊下を歩き回れる位元気に。なんだか、それを見て本当にほっとしたな。久々に入院前の姿がまた見れたようで。病院のおもちゃで喜んで遊び娘を見て、泣かないように必死で笑顔でいました。
入院初日も頭が混乱している中で、別室に呼ばれ先生たちから一型糖尿病についての説明があったけれど、この日も低血糖時の対応・捕食についてなど覚えることはたくさん。でも、先生も看護婦さんも同室の方々も、とても良くしてくれ、不安だった入院生活も乗り越えられそう、と思えたのでした。
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