The Day by Babyface

昨夜の打ち上げは楽しかったけど、それだけじゃなくなんか凄かった。


酔っ払いのギタリストが娘が産まれた時の話をしてくれたんだけど、なんか一人の男の子が親父になった瞬間、世界がそんなにも変わるものかと。

子供が出来て大人としての新しいキャリアが初めてSTARTする感じっていうのは実際に自分がそうならないとわからないけど、彼が子供を見た瞬間に自然に口を突いて出た『ごめん』は、今までの自分がなんて自分勝手でガキだったんだろうと反省して出た言葉らしい。
その目の前にした新しい生命の尊さに、心のどこかで『おれが家族を守ってやっているんだ』という慢りから『おれはこの生命を守るためなら何でもしよう』に変わったという。

そんな大きなものを背負った彼が奏でるギターは、今が一番すばらしい。


そんな良い話の後の彼は最悪に酔い潰れ(笑)、途中まで介抱して帰った。
電車を先に降りた俺が振り返ると赤ら顔の酔っ払いが笑顔で思いっきり手を振っていて、俺も笑顔で手を振った。

いつものちっさいおっさんがなんだか凄くでかくたくましく見えた夜でした。