築40年の木造一軒家の売却。資産価値のない物件の処分は大変、高く売ることは期待しない | ボロ物件投資ってどう?ワンルームデベロッパーが不動産経営について考えるブログ

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木造で築40年位の一軒家を売却しました。

 

実際その建物に住んでいたのは約8年です。

 

そこに住む前は賃貸アパートに夫と住んでいました。

 

結婚して、すぐに賃貸アパートに住み始めましたが家賃を払うなら家を購入したいと思い始めて一軒家の物件を探し始めました。
 

築40年の木造一軒家の状態

 
探し始めて半年経った頃、新聞の折り込み広告で古家付きの土地を売り出している広告を見つけました。
 
古家(こけ)という言葉も聞いた事が無かったので心配しながら不動産屋に電話をかけました。
 
トントン拍子に内見をする事になったのです。
 
初めて一軒家を見た時は驚きました。
 
かなり手入れをしないと住みにくいなあと感じたからです。
ベランダは有りますが木が腐っていて歩くとバリンとベランダの足元の木に穴が開き足が挟まってしまいます。
 
風呂やトイレは昔ながらのタイル貼り。風呂の浴槽は一応ヒノキですが年季が入って黒ずんでヒノキの香りはしません。
 
湯を入れると少し漏れます。


    トイレは、汲み取り式。見た目は水洗トイレなので半分ボットン便所です。
 
1年に1度、バキュームカーを呼んで庭のマンホール下の便を持って行ってもらうのです。
 
バキュームカーが帰った後はホースで何分かマンホールに水を入れておくシステムです。

普段はトイレ近くに四角い機械を置いて電源を入れっぱなしにして衛生的に良い状態にしていました。
玄関のドアは引き戸で木のサッシ。
 
その他の窓も木のサッシ。
 
網戸は無かったので自分で簡易網戸を作りました。
 
網戸を付ける前は一日に10匹位の蜂が家に入って来たりヤブ蚊や蛇や巨大なクモが入って来て大騒動でした。
 
1階の居間の天井から雨漏りが、するのでバケツや衣装ケースで雨水を受け止めました。
 
家もリフォームを何度かしましたが段々、手に負えなくなって来ました。
 
外の壁はトタン貼りで次第に錆びてきたので夫が隣人に巨大な脚立を借りて黄緑色のペンキで塗り直しました。
 
田舎で黄緑色の家は目立ちました。
 

築40年、ボロ一軒家の処分は勢い。高く売ることは期待しない

 
こんなに短所の多い、築40年過ぎの一軒家を売り出す時は勇気が要りました。

果てして買ってもらえるのだろうか?なぜ売ろうと思ったかというと急な坂の真ん中に家が有ったので雪の日は滑って怖かったし牛舎が、すぐ近くに在る位、田舎なので交通の便が悪いという事等から売る決心をしました。
   
そうと決まれば古家を売る話を進めていかなくてはなりません。

なるべく近い不動産屋に電話をかけて相談しました。
 
相談している最中に意外な事がおこったのです。何と古家の裏に住んでいた大工さんが一軒家を買いたいと、言ってくれたのです。
 
普段は別の家に住んでいる大工さんです。裏の家は資材置き場になっていました。
 
でも古家を手に入れたら資材置き場と古家を解体して広い家を建てようと考えたそうです。
 
その時の私には大工さんが観音様に見えました。
 
大工さんの後ろに後光が差しているようでした。
 
安く売り出しましたが、それでも買っていただけるなら良しと、しようと自分で自分に言い聞かせました。


売却時に大変だったのは相手が大工さんなので忙しくて連絡をとりにくかった事です。
 
工夫して上手くいった事はリフォームを所々、行ったので見た目が少しは良くなり大工さんも嫌がらずに購入してくれた事です。
 
しかし解体するので、あまり関係無かったのですが。みすぼらしさが軽減したのは良かったと思います。
 
 

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