長らく休眠状態のDIATONE DS-77Zのエッジが硬化してカチカチになってしまったので、元の様な柔らかさに戻します




この頃のダイヤトーンのクロスエッジにゴム状のダンプ材を塗ったタイプは殆どが硬化してまともな音が出ていない筈です


さて、この修理には定番の車用ブレーキフルード(以下 BF)を使います

ヤフオクなどでエッジ軟化材と称した物が売られていますが、ブレーキフルードなら未開封のままストックしているのが有るのでこれを使います

まず、エンクロージャーからウーファーを外し作業台に上向きに置きます

それから筆でエッジにBFを塗っていきますが、BFは塗装を犯しますのでフレームに

垂らさない様に慎重に塗っていきます




一日朝と晩2回塗って24時間放置する







これを2回繰り返し足りなければ更に追加する


尚、BFはエッジの表側だけに塗ります

YOUTUBE等ではエッジの裏側にもBFを流し込んでダンプ材が柔らかくなったところで掻き取ってしまうやり方も見かけますが、これだと確かにエッジは極端に柔らかくなりますがわざわざメーカーがダンプ材を塗った意味が無くなってしまいます


表から塗っただけでも充分裏まで浸透しますので焦らず時間をかけて作業します


ここまで柔らかくなりました




元通りに取り付けて完成です




久しぶりに鳴らしてみましたが、低音も充分出るようになりモニターライクな緻密な音が甦りました


ですが、今部屋に入れるスペースが無いのでまた暫く休眠状態が続きそうです