今回はRDAやRTAなどの所謂RBAにおける味の良し悪しについて、私なりの解釈と独断と偏見で書いて行こうと思います。

RBA(リビルダブル・アトマイザー)は自分でワイヤーを巻いてコイルを作り、デッキにセットをして使うアトマイザーです。
このアトマイザーはワイヤーの種類や巻き数・巻き方の種類・ワイヤーの太さや内径、セットをする高さやエアフローとの位置関係等で味の出方が大きく変わります。
またコイルがシングルやデュアル、エアフローの構造等によっても味の出方が変わるので、たとえ同じアトマイザーを使っていても味の出方が全然違う事があります。
ではアトマイザーのビルドには各々のアトマイザーに合わせたビルドをする必要があるのか?と言うと、実はそれだけでは足りません。
使うコットンやリキッドによってもベストなビルドが違うので、そのアトマイザーのポテンシャルを10回や20回程度のビルドでは把握する事は正直不可能です。
つまり吸おうとしているリキッドに合わせてベストなビルドをしようと思うと、何通りものビルドをしてたどり着くという事になります。
私は1つのアトマイザーを長く使う事が多いのですが、リキッドを買ってからそのリキッドに合ったビルドが出来る様になるまでにはリキッドをほぼ消費し切る頃まで掛かる事が多いです。
例えば1年近く前に購入したYURI RDAを例にあげると、最近でこそリキッドの系統に合わせて何通りかのビルドを出来る様にはなりましたが、未だに正解と言える様なビルドが確立していないのが本音です。
よくSNS等で『このアトマは美味しく無い』等の話を見掛けますが、それはその方の得意とするビルドに合っていないだけだと思います。
製品なのだからどんなビルドでも美味しく吸えなければ不良品同然だと言う方も中にはいらっしゃいますが、私から言わせれば『そんなに安定して旨く吸いてぇならテメェはクリアロでも使ってろやボケ!』という感じです。
物によってシングル専用設計の物や著しくチャンバーが狭い物も有りますが、空間が狭ければミストが濃くなるというものでもありません。
吸い方次第でどうとでもなるのがVAPEの特長でもありますが、チャンバーが狭いアトマイザーでも強く吸い込めば当然チャンバー内のミストの飽和度も下がりますし、ミストも薄くなります。
エアフローコントロールやドリップチップによっても変わって来る事なので、スタイルに合わせて購入するのがベストだと思いますし、求める方向性に有ったアトマイザーを選んだりビルドを模索する方が楽しめると思います。
私自身も色々なアトマイザーやコイルを試してみたい欲求は有りますが、手元のアトマイザーを極める事も美味しく吸う方法の1つではないかと思います。
ネットの情報はあくまでも参考程度に受け止めて、自分なりの感覚で工夫する事が美味しく吸える一番の近道だと思います。